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【読書記録#1】20代でやっておきたいこと

基本情報

タイトル:20代でやっておきたいこと
著者:川北 義則(かわきた よしのり)
出版社:株式会社三笠書房
2010年8月15日 第1刷発行
2022年7月15日第49刷発行

本書との出会い

私は、いま社会人4年目の25歳(今年26歳になる代)。
成人式から丸5年、社会人となり丸3年が経過した。

私は、20代前半を振り返ってみた。

直感的に感じたことは

「早い………。」

医療系大学に進学し、4年間、国家試験合格に向けて勉強した。
そこそこ名の知れている大きな病院に就職し、安定した職を得た。
多忙な日常業務や夜勤も1人でこなせるようになった。

衣食住、健康面、精神面、給料面、人間関係…
特になにも困ってはいない。

だが、私の心なかには何かモヤモヤするものがあった。

「なんか、人生つまらない。」

そんな思いを抱えながら、時間潰しのために入った本屋でたまたま目に入ったのがこの本だった。

魅力の詰まった帯紙

本の魅力を想定読者に最大限アピールするための帯紙。
そこにはこんなキャッチフレーズが記されていた。

30万部突破!
「がむしゃらに頑張れる」「どんどん失敗できる」
それが「20代の特権」だ!
楽しく働き、学び、遊ぶ………絶対に後悔しない71の法則

裏面の”読者からの反響”にはこんな感想が——

20代の今、”何をするか・何を考えるか”で人生はガラリと変わる!
―この本で「大切にしたい教え」が見つかった!(25歳・公務員)

私は思った——

『何かに夢中になってがむしゃらに努力したことないな』
『失敗かぁ…』

私は、これまで安定に当たり障りのない人生を歩んできた。人目を恐れ、挑戦を恐れ、正統派の道から外れることを恐れ、できる限り失敗しないように生きてきた。

けど、違うのかもしれない。この本を読んだらなにか変わるかもしれない。そう思い、本書を読んで見ることにした。

本書の目次

はじめに 二十代—あらゆる可能性を信じ、後悔しない生き方を!
1章 〈自分を伸ばすために〉二十代で経験しておきたいこと。
2章 〈会社で働くときに〉これだけは知っておきたい、13のこと。
3章 〈二十歳からの勉強法〉二十代の読書量で、人生は決まる!
4章 〈社会人としての人間関係術〉絶対覚えておきたい「大人」のルール
5章 〈人に頼らない生き方〉自分は自分!「比べる生き方」をやめよう。
6章 〈夢のある人生を楽しむために〉元気の出る二十代のための生き方。

アウトプット

1.一心不乱に打ち込める経験をしておく

人生の三大後悔は、
①もっと勉強(仕事)すればよかった
②もっと遊んでおけばよかった
③もっと恋をしておけばよかった

この答えのポイントは「しなかったこと」より「もっと」にある。上記はすべて年齢制限があるものではなく、生涯やれる。にもかかわらず、人間は「やりきれなかった」という公開を感じている。なんでもいいから20代のうちに一心不乱に打ち込める経験をしておいた方が良い。

2.小さな「やった!」を積み重ねる

人は行動する前に、何らかの予測をする。だが、人間の考えることは7~8割は否定的でマイナスなこと。「めんどくさい」「何の意味があるのか」それで行動できないのでは、結局何もできないまま。とにかくやってみて小さな成功体験を積み重ねる。それが次第に大きな自信となり、積極的に行動できるようになる。

3.どんどん失敗する

多くの人が失敗を嫌うのは、失敗の本質を理解していないから。「失敗した」と気付くことは、「二度と同じやり方をしないで済む」と学んだということ。たまたま失敗したからといって恥じる必要はない。失敗して諦めてしまえば、失敗はムダになる。へこたれず、諦めずに行動を続ければ可能性がなくなることはない。「失敗をしない者は、ついに何事もなし得ない」

4.知らないことはネットではなく、「上司(先輩)」に聞く

効果①中身の濃い知識や知恵を授けてもらえる
効果②学ぼうとする姿勢を評価してもらえる
効果③人間関係が良好になる

人間は基本的に教えたがり。先輩に聞けば、これまでの人生経験を踏まえたノウハウが得られる。質問をするという過程で、聞きたいことを頭の中で整理して言葉にする力や、コミュニケーション能力の向上にもつながる。人に教えを請う行為は、自分を伸ばす絶好のチャンスである。

5.行動的な人間になるには、「楽しむ」が大事!

何ごとも受け身で考えていては楽しくない。なにごとも前向きに取り組むクセをつけることが大事。仕事をいやだなと思うのは、仕事そのものがつらいのではなく、仕事の楽しさを知らないことが多い。やる気が起きないのは、やる気に相談するからだ。やる気はめったにやろうとは言わない。やる気に相談している限り、いつまでたっても行動的にはなれない。

6.「マニュアル依存」をやめる

マニュアル通りに通りにやることは、「合格ライン」ではない。会社において、最低限これはこう仕上げてねという「最低レベル」の仕事であるということ。はじめからマニュアルを要求・確認するのではなく、上司や先輩からしっかり説明を聞いて、仕事の手順ややり方を学ぶがよい。マニュアルに書いてあることだけやっていれば事足りるということはない。

7.最高に生きがいのある生き方

生きがいのある生き方とは目標の実現に向かって努力しているとき。長寿国日本で生きる20代は絶対的に若い。可能性は無限で、これからまだ何でもできる。若いということは、それだけで何にも代えがたい特権。決して無駄にしてはいけない。どんなことでもいいから目標を決めて、可能性を信じて、その実現のためにひたむきに努力する。一歩踏み出した瞬間から人生は生きがいに満ちたものになる。



最後まで読んでくれてありがとう。
次回もお楽しみに~!


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