写真で記す雑感2021 “珈琲を撮る”
緊急事態宣言真っ最中だというのに、自分の家で仕事なんかできないからと言って人のいない時間を見計らって珈琲を飲みに行く私は、少しばかり生き急いでいる気がしている。
休みのたびにいろいろな喫茶店・カフェ・コーヒースタンドへ出かけるのだが、写真趣味の性で必ず1枚は写真を撮ってしまう。
本人がやりたいのは残務処理という名の仕事なんだけどね...
上げる写真の端々にMacが見えるのは、これで仕事をしているから。
2017年モデルのMacbook。
キーボードをカタカタ打つだけならこれが最強。
持ち運びやすさもA4用紙並みなので折り紙付き。しかも薄い。
そんなわけで、今年は最も撮っている被写体が「珈琲」とかいう状態。
好きで写真を撮り始めてもう6〜7年経つが、まさかこういうとこに辿り着くとは思わなかった。
ストリートフォトも少なからず撮ってはいるが、ここ最近は下火な傾向で気が乗らなければ出かけても撮らないことがある。
前までストリートを撮るためだけに外出してたのに...。
気が乗らないからなのか、Lightroomをサラっと見ていても過去に撮った写真の方が今撮った写真より数段いいものに見える。
やはり、本人のやる気って表現物には如実に出てくるなと改めて感じた次第。
その代わりに今年はやたら珈琲を撮るので、instagramを中心に「映える」珈琲写真を少し意識して見るようにした。
ここまでの写真でお気づきかもしれないが、解放病の私がそこそこf値を絞って撮っているのはその影響のためだ。
普段使っているX100TはAPS-Cセンサーなので、だいたいf4〜f5.6で撮っている。
X100Fまでの23mm f2は開放で寄って撮ると解像感はなくなって「フワっ」とした描写になる。
しかしf4〜f5あたりまで絞ると解像感がしっかりと出る。
現代主流の「開放でも解像感優秀なレンズ」よりは使いづらいかもしれないが、味のあるレンズだと思う。
Instagramの珈琲フォトを見ていて、やはり目を引く写真は「コントラスト・明瞭度が高く、構成要素が整理整頓されシズル感のあるもの」ではないかと私の中で結論が出た。
彩度だけは、こと珈琲に関しては低い印象がある。
確かに落ち着いた人が飲むイメージはあるが、関係あるのだろうか。
気が向いたらこの写真たちに使っているプリセットでも公開しようかなと思います。
それでは、また。
Tetsu.I