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「義経千本桜」国立文楽劇場 2023年1月(オンライン配信)

千穐楽の翌日に配信が始まるというスピードに感謝しながら、大阪遠征では時間的に観劇できなかった二部を見ました。


有料配信。本当ありがたいです。

ただ、字幕はありません。

文楽見慣れてない人には、ちょっと敷居が高そう、と思いつつ。

遠征の時にパンフレットを買ったので、だいぶ助けられました!

床本ダウンロードできるけど、床本読んでもよくわからないし、と思いつつ。

※床本というのは、太夫さんの浄瑠璃の台本の事です。だいたいパンフレットに別冊でついてきます。

とはいえ、劇場にて床本を紛失してしまったので有り難く頂戴しました。

浄瑠璃を聞いただけでは8割くらいしかわからず。後から床本を読んで補完しました。

英語のヒヤリングに似てます(汗)

「わからないくらいがちょうど良い」と思ってるので、まぁそこが良いのですが…

さてさて、義経千本桜。

狐忠信の方しか見てなかったので、「いがみの権太」のお話は初めてでした。

こういう豪快な役、ダイナミックな動きが見応えあります。

頭身バランスを全く無視して舞台映えだけを重視してるのが楽しい。

お話は、どんでん返しの連続で、想像以上に面白かった!本当によくできてる話です…

底流に因果応報の思想があるなぁとも思いました。

長く残るお話って、人間社会の本質を突いてるんだなぁ…

それにしても。

娘役というか「お里」という若い女性が出てきます。家に居候する謎のイケメンに恋する女子。

夫婦風に振る舞ってみたり、恥じらってみたり、イケメンにもたれかかるように下から覗き込む、あざと女子の一面もあり、大忙し。とにかく、きゃわわ❤︎って思ってしまう可愛らしさ。

現代にこんな可愛い人いるかしら、なんて思いながら…

しかし、終盤は少し大人の女への階段を登ったような気もします。

これを無表情のおじさん(一輔さんすみません)が表現してる不思議を感じながら見ておりました

有料配信、二月上旬までです。

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