着物で文楽観劇 令和6年春
以前書いた「着物で文楽観劇」の記事が好評だったので、春先の着物もまとめてみました。
私自身、着物は上級者でもなんでもなく、一年前から頻度を増やし、まだ慣れる途上なのですが、着物を着ると多幸感に包まれるので、知恵を絞って着る機会を増やしています。まさしく、文楽公演は絶好の機会。手持ちのお着物の出番が増えて一石二鳥です。
四月大阪公演
大阪の四月公演に遠征した時の着物。着付け小物の忘れ物がないかハラハラしましたが、無事、二日間着ることができました。キャリーケースにパンパンに詰め込んだので皺にならずにほっとしました。
一日目。江戸小紋の単に、博多織の名古屋帯です。
二日目。白大島に総柄で染めてあるリサイクル着物。これはまさしく掘り出し物、お宝でした♪紬の訪問着という、フォーマルとカジュアルの中間のお品なので「いつ着る?」と悩みましたが、襲名披露公演ならピッタリですよね!ちなみに、カジュアル扱いの名古屋帯を合わせております。
地下鉄構内を歩いていたら、通りがかりの大阪のおっちゃんに褒められたのも良い思い出です(笑)
五月東京公演
若太夫襲名披露にて、西新井大師にてお練りがあり、そちらにも着物でかけつけました。
15年ほど前に購入した「撫松庵」のプレタ着物。ポリエステルの洗える素材です。五月という季節に合った、爽やか、かつ適度にこっくりした色味で、商店街の方に褒められホクホクでした。
タイシルクのJim Thompsonのバッグが意外にもピッタリ。手持ちの洋装の小物がコーデにハマると快感です。
「和田合戦女舞鶴」の観劇のときは、この時期に母親の付け下げの仕立て直しが上がってきたので、初めて着用。劇場で写真を撮りそびれたので自撮りのみ。「和田合戦女舞鶴」でボロボロ泣きまくったため、目が虚ろで化粧も取れてますが…しかも帯締めの位置もズレてる…渾身の熱演を聞いて、いつのまにか着崩れたということにしましょう…
付け下げに袋帯だと大袈裟かなぁと、無理矢理に名古屋帯でカジュアルダウンに挑戦したものの、全身が白装束に(汗)。そんな都合の良い名古屋帯持ってないのですよね…
なお、「市若初陣」の『白装束』にちなんだわけではありません。(見た人しかわからないネタ)
夜公演の「ひらかな盛衰記」。4時間半の長丁場なので、よりカジュアルなお着物で。五月下旬になりさすがに蒸し暑くなってきたので単でまいりました。
帯はインクジェット?の染め付けで、月の写真が染めてあるやつ。とっても割安なお値段で一目惚れにて即決したもの。ゴフクヤサンドットコムというオンラインショップのお品です。
以上が文楽公演の時の着物集でした!
番外編として、友人とホテルのアフタヌーンティーに行った時の写真も。文楽公演以外でも着物着用の機会を作ろうと企てております。
撫松庵のレース帯のおかげでカジュアル感も出て大満足。やっぱり撫松庵良いですよねぇ…
先日、文楽の三大名作「義経千本桜」の「初音の鼓」にちなんで、鼓の染め付けの帯留をプレゼントしていただいたので、さっそく着用。こういう贈り物は嬉しいですね…
回数を重ねて、着付けもだいぶマシになってきました。前回の記事から比較すると一目瞭然。やっぱり着付けは慣れですね…前回記事を書いた時に、長襦袢が袖からはみ出る癖がある事に気づき、動画を探して改善しました。なんというか、まさに、PDCAという感じ。
↓前回記事
今後も、文楽公演含めて、着物の着用機会を増やす工夫を続けていきたいと思います!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?