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2025年(令和7年)文楽公演まとめ【関東版】

初代国立劇場が閉場し、「令和の大巡業」もいよいよ2年目ということで、関東では様々な劇場で文楽観劇をするのが日常になってきました。ちなみに、公立の劇場は長い公演期間を一つの演目で占拠できないルールがあるらしく、一公演を二箇所でやらざるをえない事情があるそうです。とはいえ色々な街を訪れる良さもありますし、せっかくなので存分に楽しみたいですね。

2024年版の公演まとめ記事は、かなりの訪問者数があり、文楽を観劇したい方がこんなに多いのか、と嬉しい驚きでした。2025年版も適宜まとめていきたいと思います。

(2025年1月3日更新)

令和7年2月文楽公演 きゅりあん大ホール・文京シビックホール

2月も二つの劇場での開催です。その分、週末3回、祝日も2回あり、お勤めの方には観劇しやすいと思います。通し狂言なので、公演期間中に順次見ていくのも可能で嬉しいです。

会場名
きゅりあん大ホール(8日~16日)/文京シビックホール大ホール(20日~26日)

公演期間
2025年2月8日(土)~2025年2月26日(水)

通し狂言 妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん)

●第一部 (午前11時開演)●
 小松原の段
 太宰館の段
 妹山背山の段

●第二部 (午後3時開演)●
 猿沢池の段
 鹿殺しの段
 掛乞の段
 万歳の段
 芝六忠義の段

●第三部 (午後6時開演)●
 杉酒屋の段
 道行恋苧環
 鱶七上使の段
 姫戻りの段
 金殿の段


2025年3月9日地方公演 所沢市民センターミューズ

東京近郊であれば、埼玉県所沢市で地方公演があります。

日程 3月9日(日) 
演目
昼の部 「二人三番叟」
「絵本太功記」 夕顔棚の段 尼ケ崎の段
夜の部 「近頃河原の達引」
 四条河原の段 堀川猿廻しの段


令和7年5月文楽公演 シアター1010(北千住)

昨年と同じく北千住のシアター1010での公演。文楽のサイズ感にピッタリでなかなか好評だったようです。マルイの最上階なので観劇前後のお食事にも便利なロケーションです。公演期間が長めなのも嬉しいですね。

公演期間
2025年5月9日(金)~2025年5月27日(火)
15日(木)は休演

開演時間
第一部 午前11時開演(午後2時30分終演予定)
第二部 午後3時15分開演(午後6時20分終演予定)
第三部 午後7時開演(午後8時20分終演予定)

●第一部 (午前11時開演)●
芦屋道満大内鑑(あしやどうまんおおうちかがみ)
 加茂館の段
 保名物狂の段
 葛の葉子別れの段
 信田森二人奴の段

●第二部 (午後3時15分開演)●
義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)
 伏見稲荷の段
 渡海屋・大物浦の段
 道行初音旅

●第三部 (午後7時開演)●
《文楽名作入門》
入門「名作『平家女護島』の魅力を探る」
平家女護島(へいけにょごのしま)
 鬼界が島の段


2025年11月地方公演

通常は10月に地方公演があるのですが、今年は11月だそうです。現段階では日程と演目だけ公開されています。(日程についてはこの中で関東公演が入ってくることになります)

日程
11月6日〜24日
演目
義経千本桜(道行初音旅)、新版歌祭文(野崎村の段)、曾根崎心中(生玉社前の段・天満屋の段・天神森の段)

※主催者向けのチラシに記載あり

令和7年12月文楽鑑賞教室 東京芸術劇場

日程だけですが公開されていました。

公演期間
文楽鑑賞教室
12月4日(木)~18日(木)

Discover BUNRAKU
12月17日(水)

会場
東京芸術劇場(東京都豊島区)


現段階では以上です!お役に立てれば幸いです。

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