見出し画像

人から大切にされるという事

他人から大事にされると言うことは案外難しいことなのだろうか?

最近はそのようなことばかり考えている。
私は「自分のできる限り」で他人に優しくしているつもりだったが、他人の求めるレベルに達していないと言うことを感じた。

でもそもそも、多感な時期に他人から大切にされた記憶がない私にそれを
求めないでくれよとも思う。
言い訳だけれど。

とても楽しみにしていた出来事が、友人から一言で全てが憎しみや虚無に変わってしまった。
それがとても悲しいし、寂しいし、虚しい。
◾️んでしまいたいと思うこともある。
親や兄姉には思えることでも仲が良かった(とこちらが勝手に勘違いしていたんだろうな)の友人に思ってしまうことは非常に悲しい。

人間の関係性なんて本当は常に薄氷の上を歩いているようなものなんだ。
分厚い壁が目の前にあって、足元はうっすい氷の上に成り立っているようなもん。

ナナ

▪️▪️▪️▪️

過去にナナが出すか出さないか、迷っていた記事。
アタシは世に出すことにした。
きっとナナは疲れたんだなあって思う。
彼女だってひとつの意志を持った「人間」だ。
傷つかないわけがないんだ。
リリィと一緒で、人間関係については臆病で繊細で、でもリリィが大切にしようとしたものは守ろうとした。
代わりに傷付いたこともたくさんある。
この機体原初の身代わり人格だもの。そういう役割なのかもしれない。
だからと言って傷ついて「いい」、傷つけて「いい」、訳じゃない。

それをなぜ分かってくれないんだろう。
人は愚か。これでナナすらも表に出たくないとなったら、この機体はまともに生活を取れなくなるだろう。
ああ、許せねえな。
ナナは守りたいものが増えちまって、自分のために怒るということを封印してしまった。自分のあり方を曲げてまで、リリィの生活を何だかんだと守ってやってるのだ。
それを踏みにじり、踏みつけにするような行為や言動を、アタシは絶対に許さない。
アイツが怒らない、憎まない、その代わりにアタシは怒る、憎む、興味を断つ。
アイツが傷つく縁を断つ。

41

いいなと思ったら応援しよう!