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会員にメルマガを送るときの備忘録ーMail Mergeで添付ファイルを付けたい

複数人にメルマガを送りたいときはメーリングリストを利用する場合が多いが、一般的なメルマガのように「●●様へ」と個別感を出したい。しかしメルマガシステムは諸事情により使えないので、私が会員メルマガを出すときにはThunderbirdのMail Mergeを使っている。

イベント情報を送るとき、大抵は案内文と詳細ページへのリンクだけのテキストメールが主体だが、時折チラシデータを添付してお届けしたいときがある。

そこでMail Mergeの添付機能を使おうと思ったが上手くいかず大苦戦。すぐやり方を忘れるので備忘録として残しておく。
なお、今後ThunderbirdやMail Mergeのバージョンが変わってこのやり方では再現できない場合もあるのでご了承ください。

環境
Windows11、Thunderbird 128.6.0esr、Mail Merge 10.5.0


準備

1.送信リストを準備する

送信するためのリスト(CSV UTF-8)を作成し、保存する。
1行目に必要な項目名(日本語でもOK)、2行目以降に情報を入れる。

会員管理システムを経由しているので画像にはいろいろ入っているが、基本的にはメールアドレス、名前、添付ファイルがあればOK。
添付ファイルは拡張子まで入れる。個別で違うファイルを送ることも可能。
必要に応じて、会社名や会員番号などを追加する。

送信リストのCSV

2.ローカルにフォルダを準備する

ローカルならどこでもいいです。フォルダ名も日本語OK。
私の場合、通常は1回送ったら送信ログ保存用のフォルダに移動するので、ひとまず送るときはデスクトップに「新しいフォルダー」を作成し、そこに送りたいファイルと送信リストを放り込む。

送りたいファイルと送信リストをローカルの同じフォルダ内に保存する

3.メールを作成する

Thunderbirdでメールを作成する。
複数メールアドレスを使用しているときは、送信元が送りたいメールアドレスになっているかを確認する。

メールの中に、CSVの差し込みたい内容を指定する。
「1」の画像を例にすると、{{e-mail}} や {{Name}} の部分がCSVの内容に置きかわる。

宛先: {{e-mail}}
名前: {{Name}} 様

メール作成画面

メールの本文の入力が終わったら、右上の「Mail Merge」をクリックして設定画面に進む。

4.Mail Mergeの設定をする

Mail Mergeの設定画面

[Source]
 Source:CSV
 File:送信リストのCSVを指定
 Character Set:utf-8
 Field Delimiter:  ,(カンマ)

[Attachments]
 Attachments:チェックを付けて、添付したいファイルをすべて選択する。枠にはcsvのファイルを指定する(「1」の画像を例にすると、{{file}} )。

[Send]
 Deliver Mode:
すぐに送信する場合は Send Now を選択。
 すぐに送信しない場合は「Send Later」にすると、次回Thunderbirdを立ち上げたときに送信できる。時間指定はできない。

確認&送信

5.メールの内容と添付を確認する

Mail Merge設定画面の右下の「Message」をクリックすると確認画面が開く。

宛先名や添付ファイルが反映されているか確認する

「Body」に宛先の名前が、「Attachments」に添付ファイルが反映されているかを確認する。
個別で添付ファイルを変えた場合、「>」からcsvのリストの次の人を確認できる。

問題なければ画面右上の「✕」から確認画面を閉じる。

6.メールを送信する

Mail Mergeの設定画面に戻ったら、右下の「Message」を押すとメールが送信される。

参考にしたサイト

今回、以下のサイトを参考にしました。
辿り着かなかったら上手くいかなかったと思います。
ありがとうございました!


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