クリスマスに纏わるストーリー④ 確信
2019.12.4
この日は移動日。
早く目が覚めたのでゆっくり朝ごはん。
サンドイッチは同じものを移動中のランチ用にも作りましたが、ハムとチーズは食べきれないので同じ宿に泊まっていた方に差し上げました。
しばらくハムとチーズは要らない。。
糖分も塩分も程々が良い ^^;
のんびり部屋を掃除して荷造りをして、いざ出発というところでお月様降臨…。で、もう一度キャリーバックオープン。
慌て教えてもらった最寄り駅への近道に向かいかけて芽生えた微かな疑念。
あれ??昨日と全然方向が違わない??
スマホのナビを入れたら全然違う方向を示され、ナビに従い歩き始めた道も明らかに遠のく感じしかしない…。
しばらく右往左往しましたが、埒があかないと悟って道行く人に突撃。少し遠回りだけど一番分かりやすい行き方だというお姉さんを信じてダッシュ!!
改札でキャリーが引っ掛かってジタバタしましたが、何とか乗車してSNCFのアプリを開くとすでに発車までのカウントダウンが開始されていました。
地図アプリで現在地からリヨン駅までの時間を調べたら、乗り継ぎの猶予は3分しかないことが発覚。。
絶体絶命w もはやひとつのミスも許されぬ😱
頭の中はパニックでしたが、深呼吸をしながら昨日行ったメトロからTGVのホームまでの行き方をシミュレーションして、乗り遅れた場合の対処もシミュレーションしました。
そこでふと、
焦っても仕方あるまい。
電車は動いている。
もはや委ねるしかないのだ(悟)
するとどんどん冷静になり、
私って運がいいんだよ。今までずっとそう。去年だって水没直前に関空を脱出したし、インドで財布を落としてもカードを置き忘れても返ってきたし…etc
乗り遅れるはずがない!!
私が時間通り着かないなら列車自体がdelayするはず。
我が意識が現実を創るというならば、
創ってやろうではないか✨
根拠なき自信が満ち満ちました。
でも、もし乗り遅れたら~♪ギャレ・ド・リヨンでリッチにモーニングしよ♪
完全に開き直った 笑
不安が消えたと言えば嘘になりますが、それ以上に“大丈夫”という確信がありました。
乗っている車輌がどこに着くのか分かりませんでしたが、私に有利な場所に着くと信じていざっっ!! ドアが開くと同時に飛び出しました。
おぉ!!見覚えのある場所だ♪
昨日と同じ場所に出ることができました。注意深く行き先表示を確認しながら速足で歩き、
よしっっ!!
無事にTGVのホームに到着。
発車2分前!!
列車はまだいるし、改札付近に見える人はまだのんびり歩いていました。
あぁりがとうっっ😭!!!
感謝と達成感に浸りながら、ゆっくりと乗車位置まで歩き始めたら、何やら笛の音?アナウンス?(記憶が定かではない)が入った途端、周りの人が走り出しました。
ですよねーっ💦💦
私も重い荷物を引きずりながらダッシュ!!
何とか乗り込んだときには息も絶え絶えで白眼。。 入り口に立っていた女性がやたらと話しかけてきましたが、思考回路も聴覚も真っ白な私。
まず、息をさせてくれ…💦💦💦
女性は私がフランス語が話せないと分かると座席の場所を教えてくれて、通りすがりの男性に荷物をあげるように頼んで即解放してくれました。係員ではなく座席がなくて立っていたようでした。
席について息が整ってから売店へ。
ようやくゆっくり珈琲を飲みながら、窓の景色を眺めました。
前日の迷いっぷりは13年前に夜のパリで迷ったときと同じくらいのトラウマ級の方向音痴を発揮していたのに、この自信は一体どこから湧いて来たのか。
他の国を旅していたときにも何度も似たようなことがありましたが、上手くいったときのパターンは毎回同じ。上手く行っていることをイメージして心底楽しんでいれば、地図がなくても言葉が通じなくても行きたい場所に辿り着けていました。
イメージと意識の向け方次第で流れは変えられる。
この旅では、この後も確認するように何度もこの体験を繰り返します。
南仏での出来事はざっくりカットします。
教会、クリスマス、歩き疲れて寒さと疲労で…
何故ならこれらの現象がパリでしか起こらなかったからです。やはりPARISという街がキーだったようです。