飲み会でやらかした黒歴史! パンツ丸見えで熱唱…!? あの日の私に伝えたいこと
飲み会。それは大人の社交場であり、私にとっては「奈菜劇場」を開演する舞台でもある。ところが、この劇場、毎回キャスト(=私)が暴走しがち。思い返せば、やらかした飲み会の思い出は数知れない。けど、その中でも最大級の「やらかし記念日」がある。
それは最初の派遣先での二年目、冬の部署の飲み会。テンションが高かった私は、乾杯のビールを一気飲みして「今日は絶好調!」と完全に浮かれていた。同僚たちが「奈菜さん、飲むの早いね!」と笑うのが嬉しくて、調子に乗ってビールを次々追加。一次会でほぼ出来上がり状態になった。そこまではまだ「酔っ払いあるある」で済んだかもしれない。
でも、問題は二次会だった。
カラオケボックスに入った瞬間、私の中のテンションが完全にぶっ壊れた。「歌って踊るわよ!」と叫びながら、なぜか机に乗り、全力で踊り出した私。同僚たちは「奈菜ちゃん最高!」と拍手喝采、スマホを構えて動画を撮り始めた。動画撮影を察知した私はさらに調子に乗り、「スター降臨!」とか言いながら、机の上でアナ雪の「レット・イット・ゴー」を熱唱。それだけでも十分恥ずかしいのに、私のスカートが膝上丈だったせいで、振り付けのたびにパンツ丸見えになった。水色のパンツの残像が今でも呪いのように記憶に残っている。
次の日、二日酔いの頭を抱えながら起きた私を待っていたのは、LINEグループに投稿されたあの動画。映っていたのは、椅子の上で時折パンツをさらしながら熱唱する自分。「奈菜ちゃん、昨日は最高だった!」「次回のセットリスト教えて!」とコメントが次々入る。本来ならセクハラで億単位を請求するところだが、私のキャラがこのノリを許してしまったのだろう。でも私は布団の中で「死ぬしかない」と本気で思った。
「これで懲りたでしょ」と誰もが思う。でも、そこが私のすごいところ(?)。一時的に「もう二度とこんな飲み方はしない!」と誓ったけど、その誓いは次の飲み会であっさり消えた。その後も、居酒屋で先輩のビールをぶちまけたり、タクシー代もないのに二次会に突撃して後輩に借金したり、やらかしエピソードを量産中。
でも、こんな私を「懲りないねぇ」と笑ってくれる同僚たちには感謝している。もしかしたら私の失敗が、職場の雰囲気を少し和らげたり、飲み会を盛り上げるスパイスになってるのかもしれない。そう思うと、「まぁ、これが私らしいかな」と開き直れる自分がいる。