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価値観を変えた【短期留学】やりたいことやった方が良い

私は海外旅行が好きだ。
働いてた頃は、次の休みはどこ行こうって常に考えてた。

こんなに、"海外に行きたい!!"と強く思うようになったのは、大学4年の夏に行った短期留学の経験が大きい。

私は、中学から高校まで英語はずっと補習クラスだし大袈裟に言わなくても、テストは最下位の常連だった(笑)

だからこそ、"学生最後に何か挑戦したい!"って考えた時、一番苦手な英語を選んだ。何とかなるって根拠のない自信と、この後苦しめられる初めてのローンを組んで、勢いだけで行った1ヶ月。

控えめに言っても
最高の1ヶ月だった。

自信を持って話せる英語は
・I want to ○○
・Can I have a caffè llatte?
この2つだけだったけど、それでも大丈夫。
(だから英語が出来ないから留学悩んでる、なんて人がいたら全力で背中を押す。海外で学べるのは英語だけじゃない。)

学校初日、ホストファミリーが車で学校まで送ってくれた。学校から家まで片道40分かかる長い道のり。去り際に、帰りのトロリーとバスの番号、家の住所がかかれた紙を1枚渡された。質問する能力なんてなかったから、笑顔で"Thank you."だけ言って受け取った。
案の定、めちゃめちゃ迷子になった。

そもそもトロリー??バスの乗り換え??何ソレ状態。運転手さんや、警察官に何回も道を聞いて、なんとか最寄りのバス停まではこれた。

でもそこから家までの道のりが全く分からない。(その頃は海外でwifiを借りたりするのがメジャーじゃなかったから、携帯で地図を見たり出来なかった)
辺りはどんどん暗くなっていき、このままじゃ本当にまずい!と思って、勇気を振り絞り、道ゆく人々に"この住所わかりますか?"て聴きまくった。15人くらいに聞いて、やっと土地勘のある優しいマダムに出会い、なんと家まで送ってもらった。心からの"Thank you."を沢山言った。

そんなハプニングが1ヶ月で山ほどあった。自分が行動しなければ、誰も解決してくれない。なりふり構わず、とにかくその時出来る精一杯の方法で乗り越える。常に脳内フル回転だ。

日本にいたら、言葉も通じるし何かあっても、なんとなく乗り越えられることも多い。だからこそ海外にきてはじめて、"頼れるのも行動するのも自分しかいないんだ"と当たり前の事を、改めて痛感させられた。決してネガティブな意味じゃない。

そしてそんな毎日は大袈裟かもしれないけど、"全力で生きてる!"て感じた。だって毎日、脳内フル回転!

学校帰りに地平線に沈む夕陽を見て、本気で地球てなんて綺麗なんだろうと感動したし、海辺を歩くのも、大きな公園を散歩するのも、それだけでなんだかワクワクする。純粋に楽しくて仕方なかった。

ただ遊んで来ただけでしょ?とかそれが何か将来に役立つの?て言われたら、上手く返せない。
でも社会人を6年やって痛感したのは、"全ての経験が今の自分を作ってる"て事。1つ1つが具体的に何かに繋がるわけではないけれど、今まで感じた思いや見た景色は、確実に今の私の価値観や視野を広げてくれた。

歌詞で"回り道した時にしか見えない景色がある"て言うけれど、その通りだと思う。何かをやる時、人は目的を求めがちだし、効率やコスパを求めがち。もちろん目的が必要な時もあるけど、これをしたら◯◯が確実に最短で得られるとか、人生そんな分かりきった事ばかりじゃないし、思い通りに行くとは限らない。だったらやりたいと思った事は、やった方がいい。
(まさに今の状況がそうだろう。誰もがこんな未来予想していなかった。)

6年経つが、あの時短期留学に行って本当に良かったと思う。英語を学ぶ面ではだいぶ不発だったが、それ以上に沢山の経験をしたし、おかげでだいぶタフになった。間違いなくあの時が人生のターニングポイントだ。

すでに就職も決まっていたので、その後すぐに何かが変わる事はなかったけれど、今また海外に出たいと思えたのはこの時の経験のおかげだ。

これからどうなるか、先はまだ見えないし不安もあるけど、これからが楽しみで仕方ない。

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