夢をエサに若者を喰う大人を見た話。【前編】
初めましての方も、私のことを知っている方もこんにちは。
浩川 ななです。
役者や脚本、被写体等々活動しております。
先日の被写体活動中、とあるカメラマンさんにこう誘われました。
「映画プロデューサーさんの話、役者さんなら面白いと思うから聴きに行かない?」
え、なにそれ。
と駆け出し役者のひろかわは興味津々で、その方に着いていきました。
到着したのは渋谷のとあるレンタルスペース。
私達の他に30~40人程が集まり、その「映画プロデューサー」さんのお話を聞きました。
会場の入り口で配られたパンフレットにはこう書かれていました。
【コロナワクチン陰謀について】
………
何の話をするつもりですか?
その瞬間から、なんとなーく感じていたカメラマンさんへの違和感が、少しずつ確信へと変わっていきました。
【変だなぁその①】
*レタッチ写真をくれない。
被写体モデルは、撮ってもらった写真を1週間~1ヶ月以内くらいにカメラマンさんから頂きます。
しかしそのカメラマンさん(Aさんと仮名)は
「ご縁なので、レタッチについては2回目の撮影の際にお渡ししますね」
…え、何で?
とは思ったものの、まぁそういう方もいるのかなとあまり気にしないことにしていました。
※ちなみにこの時レタッチ無しの写真は頂きました。
【変だなぁその②】
*やたらと、ご飯会やzoom飲みに誘われる。
同性のカメラマンさんだったので、仲良くしてくれようとしてるのかな?と初めはあまり気にしてはいなかったのですが、
あまりにも○○会のお誘いが多く、少し違和感を感じていました。
【変だなぁその③】
*やたらと、本を読むように言ってくる。
この時勧められたのは
「ユダヤ人大富豪の教え」
でした。
元々、本田健さんの本はいくつか読んだことがあり面白いことを書いているのは知っていたので、熱烈なファンなのかな?くらいに思っていたのですが
ことあるごとに本はもう読んだか?どうだったか?と聞かれ、ちょっと強要されてるようで嫌だなぁと思っていました。
さて、話は戻ります。
入り口で手渡されたパンフレットを読みながら、
(これはキナ臭くなってきたぞ~~~)
と心の中で叫びながら大人しく席に着きます。
話されたのはこんな内容でした。
*コロナワクチンを打ったら死んでしまう。
*日本人口を6000人に絞る隠謀だ
*ワクチン商売だ
*勝ち組はみんなメンターという言葉を使っている
*階層社会になっているから、どこのコミュニティに所属するが大切だ
*所属しているコミュニティによって正しい情報が得られない
*ワンピースから見える世界の真実
*フリーメイソンはいる
etc...
てっきり演技の話だとか、映画についての話が聞けると思っていたのでかなり面食らっていました。
何よりも怖かったのが、参加者が目をキラキラさせながらこの映画プロデューサーさんの言葉を聞いているところでした。
私は尾田先生の描くワンピースの世界観が凄く好きで、都市伝説も好きなので、ワンピース関連の都市伝説は大抵知っていたのですが
(ここでは詳細を省きます。)
映画プロデューサーさんはその内容について
「あれは都市伝説ではなく全て事実だ」
と言い切っていました。
そして続けてこう言いました。
「だから、いつか尾田先生に会う機会があれば聞いてみたいんだよね。」
(いや、お前それ裏とってねーのかよ!
じゃぁなんで言い切ったんだよ!)
と、内なるひろかわが大爆発しました。
都市伝説って、真実かどうかの決定的な証拠がないから、あくまでも都市伝説と呼ばれるものだと思っています。
もちろん、本当の可能性が大いにあると思います。
けれど、同様に嘘の可能性があると思います。
だから証拠がない状態で、「これは真実です」って何を根拠に言ってるの?って話だと思うんですよね。
お話が終わった帰り道、大爆発中の私の前で
「ワンピース全巻読みたくなった~」
と言っているAさんを見つめ、
(あの話を聞いて本当に読みたくなったの…?)
とAさんへの疑惑の念はどんどん大きくなっていきました。
*この話もう少し続きますが、長くなるので前後編とします。
【ワクチンについて誤解の無いように】
現在ワクチンの接種が始まって様々な方が色んなお話をされているかと思います。
次の後編でも多少そのことに触れるかと思いますが、この記事ではあくまでも私が体験したことを記載していくだけであり、
ワクチンを受けるべき、受けないべきの話に触れるつもりはありません。
受けるか受けないかよく自分自身で吟味して考えるべきではないかと思います。
受け " なければいけない "とか
受け " てはいけない " とか
選択の自由がある以上、どちらも強要してはいけないことだと私は考えます。