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【自己分析】「からまる本」を読んで理想の生活を想像する

こんにちは!働く母nanaです。

私は、古き良き昭和の金融機関で正社員として勤務しており、現在育休中。
「もうあの組織には戻りたくない」と思い、育休明け転職するために、この育休中は今後のキャリアについて考えてきました。

先日、尾石晴さん(以後、はるさん)の新刊「からまる毎日のほぐし方」を読みました。

心に留めておきたいことや共感ポイントが多すぎて、
この付箋の量…!


この本ではるさん自身のエピソードを通して、自分がこれからどんな人生(キャリア)を歩みたいのか理想の生活を描くヒントになりそうだと思ったので、記しておきます。



特に心に残ったエピソード4選


①小学生の息子と私の理想の暮らし

息子が帰ったら手を止めて、キッチンでおやつを出しながら夕飯の下ごしらえをする。だいたいランドセルを背負ったまま、2人とも今日の出来事をだーっと一気に話す。

p.41

我が家の長男は今春から小学生(2017年生)。
小1の壁を育休で迎えた私。
現在、息子は放課後、学童には行かず、私が待つ自宅に帰ってくる。帰宅後、ランドセルを玄関にドンっと下ろし、まずトイレへ。落ち着いたところで、学校での出来事を話したあと、おやつを食べながら、Switchをやったり、YouTubeを観たりして、夕方を待つ。

はるさんは、子どもたちの帰宅直前までお仕事をされていて、子どもたちを出迎える。私にとって理想の暮らし。
私が復職してしまったら、こんな生活はできない。小学生の息子をこんな風に迎え入れられたらいいのにと思った。

②こんなキャリアにはしたくない

BさんやCさんは、現状に甘んじず、自分ができる範囲のチャレンジを、この10年で行っていた。(中略)今がこのままは続かない、現状の延長戦はないと思っていたのだと思う。Aさんは現状維持を続けていた。今がこのまま続くと思っていたのだろう。この認識の差が、彼女たちの分岐点になったのではないか。

p.59-60

直感だったが、「Aさんみたいになりたくない、BさんやCさんのようになりたい。」と思った。
そのために必要なのは、「動き続けること」であることが大切とこの一節から学んだ。
私はこのまま復職しても、未来に向かって動き続けられるのか?復職という選択は、現状維持になっていないか?

③はるさんご主人のライフシフト

人生は一度しかない。(中略)65歳で医局人事を終えて、そこから好きな山登りをして子どもと遊ぼうと思っても、もうあなたの体力ではきっと山も登れないし、子どもは成長していて遊んではくれない。

p.77-78

私自身も現在、キャリアと子育ての重心の置きどころに非常に悩んでいる。
そのうえで、はるさんがご主人にかけたこの言葉は、わかっているようでわかっていなかった事実。どちらかというと、私も自分のキャリアを優先的に考えて、育休明け転職しようとしていたけど、それでほんとにいいのか?と立ち止まった。

④いま必要な親子の関わりと子育ての終わり

子育て四訓というものがある。
乳児はしっかり肌を離すな
幼児は肌を離せ、手を離すな
少年は手を離せ、目を離すな
青年は目を離せ、心を離すな

p.138

大型ごみの回収トラックを見送りながら、わが家にはもう幼児はいない、と過ぎ去った子育て時間を噛みしめる。次に捨てるのは、学習机だろうか。その日が来たら、わが家はもう、本当に子どもがいなくなるのだろう。

p.142

「子育て四訓」を初めての知った。肌の触れ合いから自立していく、この子育て手法の過程に共感した。また、小学生には保育園児と違う、親子の関係性が必要であることを改めて認識した。

我が家はいま小1・2歳児・0歳の子どもがおり、毎日てんやわんやであっという間に過ぎていく。
はるさんのように「幼児がいなくなる状態」は、末っ子が小学生になるタイミングである6年後。
その状態は、今はまだ全然先のように思うけど、我が家にもいつか来てしまうのか、と少し寂しく思った。と同時に、いまこの「肌」や「手」を離せない、親子ベタベタな関係性を思いっきり噛みしめたいと思った。
(我が家は3人とも男児なので、きっとベタベタするのは今しかできない…。)

ここから何が言えそうか?

心に残った4つのエピソードのうち、3つに子どもとの時間に関することが含まれていた。また、2つはキャリアに関することだった。

私が、こんなに子どもとの時間と自分の今後のキャリアに揺れているのは、今春から小学生になった長男の存在が大きい

-小学生になった長男との関係性

小学生になってから、息子自身も精神的にぐっと成長し、小さな反抗も見られてきた。そのため、今まで素直であった息子が、私の思い通りに動いてくれないことに対して、つい強い口調でガミガミ言ってしまっている。
(決して支配下に置きたいわけではない。たとえば、「お片付けするよ」「宿題やったら?」という問いかけに対して反抗されることが多くなった。)

このような理由で現在、親子の距離感が難しいと感じていた。

-プチ反抗期・長男との理想の関係性とは?

そこで、この本で「子育て四訓」を知り、

手がかからなくなった分、目をかけてあげたい
(=手を出さず、見守っていたい)


そう思った。

彼の心の変化を捉えて、向き合っていきたい。

学校から帰宅して、トイレでひと息ついて、すぐ生の感情を吐き出せる、そんな出迎え方をしたい。

そう感じているのに、このままフルタイムや時短の職場に復職あるいは転職するのは、現状から目を背けている気がする。「目をかけていない」。

もし今後、成長過程で何かあったとき、「あのとき働き方を変えておけばよかった」と後悔しそう。

私のキャリアの選択肢は、出社や時間的拘束の多い正社員ではないのかもしれない。

-小1を育休で迎えたことがキャリアの転機となりそう

これは長男の小1を、育休で迎えられたからそう思えている。
もし、これが今までのように働いていて、学童後の長男としか接する時間がなかったとしたら、「それはそれでしょうがない」と結論づけて、過ぎ去っていたと思う。

私に「キャリアの転機だよ」と、誰かが教えてくれているのかもしれない。

最後までお読みいただきありがとうございました!


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