私の望み【七苺】
フジテレビでDIDのドキュメンタリー『ひとつの身体で生きていく』が放送されましたので私の望みを記録として残そうと思います。
海外に暮らしている私はその放送を見れないけれど…
既にTwitterで色んなツイートを見てきた。
『本当に別の人なんだな』とかそんな感じなツイート。
もう誰かに知ってもらえてるのが当事者として嬉しく思える。
ここからは私の本当の願いを書き残すね?
家族である人格たちに怒られる覚悟はできてる。
私がDIDとして認知されなくても全然いいの。
既に家族から認知されなかったし、ブラジルにいる間は絶対に認知される日なんて来ないのわかってるから。
日本からブラジルに来た、私の上司の直属上司の奥さんのMさんは認知してくれたけれど…リアルではその人だけ。
その人だけでも認知されるのは嬉しいから大丈夫。
でも私以外のDID当事者には生きやすい世界になって欲しい。
DIDが認知される世界になってほしい。
欲張り言うなら…人格にも戸籍あげてほしいとも思う。
これは難しいと思うけれど…本気でそう思えるの。
私はみんなと違ってちっぽけな存在で…申し訳ない気持ちもある。
私の『人格』として生まれさせてしまったことに。
きっとみんなは気にしてないんだろうけどね…
たくさんのDID当事者はきっと基本人格や主人格のフリをして生きていると思うから。
基本人格や主人格のフリせずに生きれる世界になれるようにいつまでも願ってる。
私は仲津家の皆さんの動画を見て勇気をもらえた。
だからネットで私がDIDだと公表することができた。
でもそれができない人もいるかもしれない。
だからそんな人達に手を差し伸べるような存在になりたいと思う。
だから対談をYouTubeでしたいと思ったの。
このプラットフォームにある動画で救われ、そして勇気もらえたから。
私も誰かにとって救ったり、勇気をもらえる存在でありたい。
きっと『お人好し』だとか『自己犠牲』だとか『偽善者』とも思われるかもしれない。
それでも私は私なりのやり方で誰かの支えになりたい。手を差し伸べたい。
最後になるけれど。
長文になってしまってごめんね、でもしっかり書き残したかったから。
そして。
切実にみんなが息がしやすい、生きやすい世界になれるようにいつまでも願い続けるよ。
私が私でなくなっても、ずっと。
寒くなったり暖かくなってると思うけれど健康には気を付けてね。
執筆者:七苺