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#60 ワハーンロバ旅 ヤムチュン城塞でひと休み

朝7時ごろのシェアタクでホログに戻ると言うイギリス君とアイルランドちゃんを見送って、ミシュカと散歩に出た。散歩と言っても、アキム・ホームステイから徒歩2分ほどの草場にミシュカを連れて行って、ひたすらのんびりするだけ。アキム・ホームステイは高台にあるのだけれど、周りに木が生えているせいか、時と場合によっては電波の入りが悪い。ミシュカが草を食んでいる間、私は景色を眺めながらなかなか時間がなくてできなかったインターネットに勤しむ。

絶景のネカフェ。サラダバー付き。

あっという間に時間が過ぎて、時刻はお昼近くになった。アキム・ホームステイはお昼ご飯も宿泊費に含まれているので、私がお昼ご飯を頂いている間、一旦ホームステイに戻って、ミシュカを繋ぐしっかりした固定具を借りてこようかな〜と思い、岩に仮でミシュカを固定し、すぐ戻るからね〜とミシュカに伝えてその場を離れた。アキム・ホームステイの門に到着し、念のためミシュカ大丈夫だよね?と振り返ると、なんとミシュカが走って追いかけてくるではないか!?お前、走れたんだな!がまず頭に浮かび、いやさっきまで岩に固定されているから動けない〜って雰囲気だしてたじゃん?!演技だったのあれ!?という思いが頭をよぎり、その後、え〜寂しくなっちゃった?!可愛い〜!と一瞬のうちに色々な考えが頭をよぎっていった。駆け寄ってきたミシュカの紐を掴み、仕方がないので私のお昼の間は庭で草を食んでいて貰うことにした。

夕暮れ時、ミシュカに道草食わせがてら、アキム・ホームステイからヤムチュン城塞に行ってみる事にした。のんびりのんびり歩く。こういう日が作れて良かった。毎日シャキシャキ歩くんじゃ疲れちゃうし、楽しくない。ありがとうセクハラ上官。

ヤムチュン城塞に向かって登って行くと、
パンジ川がよく見えた。

地元の人に会うたび、なぜロバに乗らないんだ?と聞かれる。ロバは小柄だけど、馬と同じぐらいの重量を運べるらしいし、ジゼフ渓谷でチャイをご馳走してくれたおじ様も、雄のロバなら100kgぐらいまでの重量を運べるって言っていたけど、跨ると地面に足がついちゃいそうな小柄なロバに乗るのは気が引ける。

アプリコットを各家庭でご馳走になりながら、ようやくヤムチュン城塞に到着。城塞を登り終わった時、下から登ってきたおじいさんがじーっと私とミシュカを見上げて微動だにしなかったから、やっぱロバ連れで城塞に登ったりしちゃいけなかったかな…神聖な城塞だったりした?とちょっと焦ったけど、降りて行ったら笑顔で話しかけられ、ロバ連れの女が珍しいだけだったみたいで良かった。

ヤムチュン城塞とミシュカ。
ヤムチュン城塞とミシュカ。

帰り道もミシュカがもういらないかな〜と言うまで道草を食わせながら帰る。明日はまた沢山歩くからなミシュカ!頑張ろうな!

13/Aug/2024

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