#48 パミール同窓会
ジゼフ渓谷のハイキングから17時半ごろ帰ってくると、ホステルの庭のガゼボが賑やかになっていた。4人のサイクリストの男性と、1人のヒッチハイカーの女性が到着してビールを飲んでいたからだ。とりあえずシャワーを浴びて彼らに混ぜてもらう。
話題は主にパミール、ワハーンの悪路と食中毒。ヴィーガンの男性が1人いて、他のサイクリスト達が皆食中毒に倒れて行くのを高みの見物をしていたら、自分も食中毒になり1週間ほど具合が悪いままだったらしい。ヴィーガンでも食中毒になるとか、もう何が原因か不明すぎる…
その後、自炊組でない私達は、食事ができるところを探して町に繰り出すことに。日曜日だから空いてないかもねぇとか言いながら歩いていたら、ビールを買い出しに出たフランス人のサイクリストが戻って来て、なんか地元パミーリーの同窓会がそこの建物内のレストランであって、誘ってもらったから行こうぜ〜との事。え?同窓会なのに?私達同窓じゃないのに?
他にレストランも空いてなさそうだったので、お邪魔させてもらうことに。主催の男性によく来たよく来た!と迎え入れられ、席に着くと、ビールとクルト、肉料理が出て来た。パミーリーのおじ様達は皆ビールなんて生温い!ウォッカだウォッカ!とウォッカをぐびぐび煽っていく。
ライブミュージックのかかる中踊ろうぜ〜!と誘われ私も踊り始める。男女一緒に踊っていいのか戸惑ったが、ホストの男性曰く、通常男女一緒に同窓会もやるのだが、今回は予定が合わず男性しかいないだけで、女性も一緒になって踊ってもらってよいとの事だったので、私も一緒に踊り狂う事に。
宴もたけなわ。主催の男性がスピーチで、今日演奏してもらった曲は皆、私達にとって懐メロで、聴くたびに青春時代を思い出させてくれるものですが、今日よりは青春時代だけでなく、あなた達の事も思い出す事でしょう。参加してくれてありがとう!とまで言ってもらいました。感動…
酔っ払ったおじ様達が繰り返し言っていたのは、「俺たちパミーリーだからな!タジクじゃないんだ!パミーリーなんだ!覚えておいてくれよ!俺たちがパミーリーだってこと!」
しっかり覚えておきます。パミーリーから受けたご恩忘れません。
04/Aug/2024
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