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#7 キルギス乗馬トライアルツアー2日目

7時の目覚ましで目覚めると別の宿に泊まっているCBTの会長さんから、雨が降りそうだから8時半集合だったところを8時に変更したいから朝ごはん食べてすぐ集合場所に集まって!と連絡が入っていた。

急いで集合場所に向かうとすでに馬が村中から集められ始めていた。

村中から集められた馬たち

鞍はなんか金属で形どったものにクッションを乗っけて腹帯で締めただけ。なかには園芸用の土かなんかが入っていたと思われる袋に何らか柔らかいものを詰めたものが敷かれているものもある。

雨降りそうだねぇとみんなが心配そうなので、晴れ女だから任せて!と言ってみる。

本来は村から出発するつもりだったが、天候の関係で人間は車で山の麓まで行き、馬たちは村の羊飼いたちが連れてきてくれることになった。

山の麓で再集結


キルギスの金属製の鞍

山の麓で再集結し、馬装と早めのランチを食べいざ出発。

羊飼いと羊

日本ではサラブレッドが乗馬馬として主に使われていて、繊細で神経質な彼らにとても気をつかうが、キルギスの馬は超強い。蹄鉄も履かずにグイグイ岩山を登り、棘が生えている草をハミを噛んだままむっしゃむっしゃ食べる。日本で馬場に石が落ちていないか気を配ったり、アブラナ科の植物はお腹壊すからダメ!とか気を遣った日々はなんだったのか。

どんな草でも食べます

今回のツアーで通る最も高い峠の高度は3,500m、ほぼ富士山。ヘルメットをしているせいもあるかもしれないが、徐々に頭が痛くなってくる。お花畑で馬を休憩させた後、再度馬に跨ったら、それだけで息が切れた。

ちなみに今回学んだことなんだけど、キルギスで乗馬経験があるとか言っちゃいけない。ヤバい馬あてがわれる。彼らは馬の上で生まれた。とか言っちゃう人たちなのだ。そんな人たちと私の3〜4年程度の乗馬歴では比べものにならない。

が、今回一応乗馬経験者枠でトライアルツアーに参加しちゃってるので、CBTのおっちゃんたちの私への馬選びめっちゃおざなりだった。あ〜どの馬でもいいや、これで!みたいな。そしたらこの馬キルギスの馬には珍しく馬添えが悪い。(他の馬と仲良くできない)他の馬が知らんぷりしているのに、ひたすらイライラして蹴ろうとしたり噛もうとしたり…そして坂を降りるのが大嫌い…高度3,500mでヘロヘロなんだからお願い、素直に坂降りて…

馬に乗り初めて約7時間後、皆のお尻が根を上げる頃、ようやくキャンプ地に到着。よ、良かった…

流石のキルギス人もお疲れマッサージ
夕焼けと羊飼いの犬(超可愛い)

夕飯を食べ終わり、皆テントに寝に入る頃大雨が降り始めた。乗馬中に降らなくて良かった。晴れ女も証明できたところでお休みなさい!

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