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#39 アルマティからドゥシャンベへ空港移動

現在、キルギスとタジキスタン間には政治的緊張があり、キルギスの首都ビシュケクから、タジキスタンの首都ドゥシャンベに直接飛行する事ができず、大体の飛行機はカザフスタンのアルマティを経由してドゥシャンベへ飛んでいる。

陸路であれば、ウズベキスタンを経由してタジキスタン入りする事ができるが、ウズベキスタンへは涼しくなってから行きたいので、アルマティから飛行機でドゥシャンベ入りする事にした。

利用したのはエア・アスタナ。カザフスタンの航空会社で中央アジアの各都市を結んでいる。2万7千円。(ギリギリまで悩んで買ったので値段が上がってしまった…)タジキスタンのLCCサモンエアも飛んでいて、1万6千円だったが、航空機を6台しか所有していないとの事で、機材遅れによる遅延が心配だったし、そもそもアルマティを午前1時に飛び、ドゥシャンベに3時に着くという過酷なスケジュールだったので却下。また、エア・アスタナは23kgまでの預け入れ荷物が料金に含まれていたが、サモンエアは含まれていないのかもしれないし…エア・アスタナは15時台にアルマティを出発し、17時にドゥシャンベ着と時間帯もちょうどいい。タジキスタン、ドゥシャンベは初めて訪れるので、安全を金で買おう。

朝起きると、マズイなんだか熱っぽい…昨日喉がイガイガするな〜水飲む時咽せて咳き込んだからかな〜と思っていたけど、どうやら風邪を引いたらしい。急いで葛根湯を飲み、水を沢山飲んで、チェックアウトギリギリの12時までベッドで横になっていた。空港まではタクシーで40分。国際線のため、2時間半前に空港に到着するとなるとそろそろ出発しなければならない。最終パッキングを済ませ、Yandexでタクシーを呼んで空港へ向かう。

空港に着くと、間違って国内線に降ろされてしまったらしい。国際線ターミナルはすぐ隣なのでトコトコ歩く。国際線ターミナルに入った瞬間、あぁ!サブの財布、ホステルのロッカー内に忘れた!と気がついて青くなる。ロッカーの中が2段に分かれており、財布を入れた時、下に入れてしまい、見えないから忘れそうだな〜と思ったのだが、案の定忘れた!バカバカ私のバカ〜!ビシュケクで降ろしておいた米ドルや予備のクレジットカードとキャッシュカードが入っている。まいっか〜大したもの入ってないし!とはならない。

取り急ぎチェックインを済ませるため、カウンターへ向かうと、ラッキーな事に誰も並んでいない。片道航空券しか購入していなかったので、どうやってタジキスタンを出国するつもりなのか聞かれるかもしれないと思い、ダミーの復路の航空券も用意しておいたが、何も聞かれる事なく、ものの5分でチェックイン終了。フロントの男の子と仲良くなって、連絡先を交換してあったので、急いで彼に連絡する。電話をするとすぐに出てくれた。3番のロッカーの下段の奥に黒い財布入ってない?!と聞くとあったよ!との事。今すぐ戻るから取っておいて〜!とお願いし、またタクシーを呼ぶ。バカバカ私のバカ〜!

道はお昼渋滞で混んでいるが、運転手さんがせっかちな性格で、ぐいぐい攻めた運転で進み、45分ほどでホステルに到着。フロントの男の子に財布を渡してもらい、とんぼ返りで再び空港へ。バカバカ私のバカ〜!

大体の航空会社は搭乗時間の15分前に搭乗を締め切る。セキュリティコントロールと出国審査は混んでいるだろうか?ヤキモキしながら空港に向かう。アドレナリンのおかげか、熱っぽさがマシになってきた。

空港に着くと小走りでセキュリティコントロールへ。なんと誰も並んでいない。出国審査も誰も並んでいない。なんだこれ?中央アジアのハブ空港なはずなんだけどな?とりあえずラッキー!余裕でゲートに辿り着く事ができた。

エア・アスタナの航空機

飛行機は定刻通り出発。1時間半程度の短いフライトだが、軽食と飲み物の提供があった。そして映画も見れるという、なかなか充実のサービス。窓の外にはカザフスタンの広大な大地が広がっている。

眼下に広がる雄大な自然。
チキンホットサンドとオレンジジュースに
カザフスタンチョコ。
映画も見れる。モニターでかめ。

飛行機は大きな揺れもなく、定刻通りドゥシャンベ国際空港へ着陸した。タジキスタンへようこそ私!

24/June/2024

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