ディズニーオンアイス2024に行った話
先日、ディズニー・オン・アイスを観に行った。
ある日、幼少期の物心がつくかつかないかの狭間の頃に
両親が連れて行ってくれた記憶が蘇った。
ただ実際には記憶が明確によみがえったわけではなく、
昔から実家にファンタジアのペンライトのような
グッズがあり、会場に行ったそのものの記憶は
かなり曖昧だがそのグッズの存在をふと思い出し、
そういえば?と観劇した記憶を辿ったのであった。
思い出したことがきっかけで突如、
“今の自分がディズニーオンアイスを観たら
どう感じるのだろう”
と興味が湧いた。
そこで調べてみると、自宅から比較的行きやすい会場で
公演があることを知り、チケットを取った。
前情報として、私のディズニーレベルは、そこまで高くない。
・ディズニーリゾートに年2回ほど行く
・ピクサー作品の新作で追ってるのは半分くらい
・モンスターズインクとトイストーリーはまぁまぁこすってる
・アナ雪はながら見しかしてないけど曲は全部わかる
・プリンセスはアリエルとラプンツェルが好き
・ミッキーフレンズのショートアニメで爆笑する
この程度ではある。
前夜になり、契約しているDisney+で
一緒に住んでいるパートナーがアナと雪の女王を観始めた。
私が行きたくて取ったチケットではあったが、
ちゃんと照準を合わせようとしてくれているのだと思うと
少しにやにやした。
夕食を食べ、私はソファで寝ころびながら
出来立てのオラフのシーンを観ていたのだが、
次に気づいたときにはオラフはもう動いて喋っていた。
晩酌で酔っ払って、意識が飛んでいたらしい。照準が合わない。
当日は、想像以上にわくわくして目覚めた。
この夏は着ていなかったロングワンピースを着た。
少しだけプリンセス気分になったが、グレーだったので
どちらかと言えばいけ好かないヴィランズである。
会場に到着。
売店にはディズニーリゾートさながらの明るい外国人のスタッフ。
ポップコーンやキャラの帽子が売っていて、もはやリゾート。
前述の、実家にあったきらきら光るスティックも売っていて、
「お前、あの頃と変わんねーな!!」
と小学生時代の気の置けない同級生に偶然街中で会ったみたいな気持ちになった。
ちなみに、連絡を取っている小学生時代の同級生は一人もいない。
席に着くと、1階にはスケートリンクが広がっているのが見えた。
ここをキャラクターやダンサー達が優雅に、
時にダイナミックに滑るのか…!と考えるだけで胸が高鳴った。
いよいよ開演し、ミッキー、ミニー、ドナルド、グーフィーが登場。
ストーリーテラー的な役割のようだった。
どの映画かをにおわせつつ、紹介し、舞台から去るプロっぷり。
本編は印象に残ったものだけピックアップして記したいと思う。
■リトルマーメイド
リトルマーメイドは大好きで、アニメ以外にも
劇団四季の舞台や実写映画も観に行った。
リトルマーメイドがトップバッターなことに私のボルテージは上がった。
アリエルを探すシーンでセバスチャンが登場したが、
隣でパートナーは「怪人や」と囁いていた。
はじめは「そんなわけ…」と思ったが、
等身大だとだんだんとバルタン星人に見えなくもなくなってしまい、
私のフィルターは早々に汚れた。
ただ、そんなセバスチャンが薄まるほどのフランダーには驚いた。
お子様連れのお客さんが多い中、さすがに観客全体がざわめいていた。
ディズニー鑑賞では珍しい部類の一体感が、妙におもしろかった。
アースラの衣装は回転数が凄くて迫力があったし、
アリエルは可愛かった。
■ラプンツェル
こちらも私が好きなプリンセス。
自由への扉が好きすぎて、
カラオケで何度「裁縫っっ」と言ったかはわからない。
フリンとラプンツェルの、会話からのアイスダンスが美しかった。
演出で素晴らしかったのは、やはりランタンのシーン。
ランタンを持ってステージ奥から出てきた人々が
実際に空にランタンを浮かべたような仕掛けで感動した。
あと、馬(マキシマスというのね)がこけてなくて凄かった。
■アナと雪の女王
とにかく雪が降った。1番没入感あった。
■ミラベルと魔法だらけの家
ミラベルは観たことがなかったのだけど、とにかく曲がかっこよかった。
米津玄師が作曲したみたいなよさあった。
この一見だけで、姉妹のキャラクター感の違いが引き立っている作品なんだろうなと想像した。観てみたいな。
このように(どのように?)物心がついてから初めてといっても
過言ではないディズニー・オン・アイスの感想でした。
すっごい楽しかったな~~
ミッキーフレンズたちの幕間の会話で
ミニーが「私、このお話だ~いすき!」
と喜んでいたのだけど、彼が
「あれ、こっちが現実!って言われてるみたいでなんか冷めたな」
と言っていて笑いました。
世にも奇妙な物語でいうところのタモリですやんか。では。
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