br0wnkinak0のルーツ part 7-2 仄々明け(ほのぼのあけ)
あなたは、明暗と聞いて「ひかり」を想像しますか?
私は、チョークアートの授業を始めてから、「いろ」の温度感覚を想像する。もちろん、光りの強弱が分かりやすいと思うので、話題の軸をそこに当てたいと思う。
明るさとは、何か。
明るさから連想することばをあげてみる。「ひかり」「笑顔」「太陽」「電気」「やさしい」「若い」「あたたかい」意外と、平凡なこたえがでた。
自分の心地いい『明るさ』は、照明や温度から感じた気分で測ると思う。それは、洋服にもいえること。ビタミンカラーやビビットカラーのいろを見て『明るい』とただ感じるわけじゃない。自分の心地よさが基準ならば「騒がしい」いろとも捉えられる。木のぬくもりが誰しもあたたかいと、感じるかは分からない。コンクリートが誰しもつめたいと、感じるかは分からない。
その感覚が、それぞれものさしにするカタチによって、温度計が違う。極端に白黒コーデをすることによって、『明るさ』を分けるひともいる。明るいから自分の気持ちも明るくなるだろうか。明るさを熱いと感じてまで、明るさを求めるかと聞かれたら、少し悩みませんか。
落ち着きとは、何か。
落ち着きたいと、誰かに言うと「なんで」と聞かれる。そんなに落ち着くことは良い印象をうかばないのか。落ち着きを例えると、「過ごしやい」「似合う」「大人」「冒険しない」「暗い」と連想される。確かに、明るさは控えめになりがちかもしれない。しかし、落ち着きの隠れた姿は、穏やかだ。
冒険しないは、楽しみが半減しそうなことば。されど、冒険に隠された姿は、「目利きがあるか」を試されている。勇者は、魔王を倒すまでに冒険をしながら悪魔たちを倒す。それは、戦力を鍛えるだけではなく、自分の才を図る行動の連続であり、いちばん大切にするものを確かめる戦略の蓄えかもしれない。ただ、倒して己が強いと相手に示すだけでは、何も得られない枯れた拍手だけだ。
では、温度の差はどこに。
ひとによって、挑戦することが明るいと感じ、維持することを暗いと感じることばなのかもしれない。私はいままで、そう感じていた。
だが、挑戦する自分を応援できることも、維持しようと自分を鍛えることも明るいことだと思う。それだけでなく、もっと明るいことは「もがいてる時の自分」だと思う。
なぜ、「もがいている時の自分」が当てはまるのか。それは、可能性に悩むことは、誰もが逃げたくなる環境の中、答えの見えない世界を彷徨う勇気があるからだ。分かりやすく言うと、『転職活動』だ。自分の可能性が今の段階では測れない。しかし、今の段階よりもより良い将来がみえると思い、足を止めずに就職活動をする。面接に行く。結果に嘆く。また行動する。その繰り返している姿があったとしても、誰もかわいそうとは思わない。行動力に、熱意に、すごいと実感するだろう。
すなわち、温度差とは、自分の素直な気持ちがどこにあるかを測ることばなんだと感じる。今日の気分で決まる洋服やいろは、その表れである。
br0wnkinak0(ブラウンキナコ)は、いろの香水を販売します。
小さなところに自分の隠しだねをいれる。その隠しだねは、いろやカタチなど自分が元気になれる存在ならなんでもいいと思う。
私が主軸に使っているスーパーデュオビーズは、豊富なカラーがそろっている。それらを「スパイス」や「いろの香水」と喩え、ブランドにて紹介している。あいまいな刺激となるスパイスという響きは、色だけでなくシルエットからもワクワク感を体験できる。
いろの香水とは、アクセサリーの揺れるデザインの雰囲気から自分の気分変動がおこる楽しみを見つけてほしい、と考えたことば。自分も周りもワクワクするアクセサリー。誰かにかわいいと言ってもらえることが少なくなる大人。だからこそ、自分をいちばんに褒める相手になる存在をつくってほしい気持ちがアイテムになった。