君は君でいて
こんにちは、Nanaです。
先日、劇団ノーミーツとサンリオピューロランドがタッグを組んだオンライン演劇「VIVA LA VALENTINE」(ビバ ラ バレンタイン)(以下ビバラバ)を観劇しました。
劇団ノーミーツは昨年4月ごろに「だるい上司との打ち合わせ」の動画がバズったので一度は目にしたことがある方もいるんじゃないかな、と思います。コロナ禍で誕生した、NO密で濃密な時間をNo meets(会わない)で提供してくれるオンライン演劇集団です。
私は、長編旗揚げ公演の「門外不出モラトリアム」、第三回長編講演「それでも笑えれば」を観劇しており、3回目のノーミーツさんでした。
サンリオピューロランドはご存じだと思うので説明は省きますが、
今回のビバラバではピューロを舞台に、ノーミーツの役者とサンリオのキャラクターたちが一緒に演技をしています。
詳しく知りたい方は公式サイトを見てください(急に雑)
ここからはネタバレを含むので、
3/14に行われる配信を見たい!それまで中身知りたくない!
という方は回れ右でお願いします。
また、未熟者の”感想”ですので、どうかお気になさらず。
(でも誰かに届いたらと思って公開します)
ビバラバの大きなテーマに「素直」というものがあります。
あの、正直なこと言いますね?
誤用じゃないですか??
作品の中で言いたいことって「自分らしく生きよう」ということだと感じられるのですが、「素直」という言葉の辞書的意味は「人の言動などを逆らわないで受け入れる様子」ということなので…
辞書的意味では素直は従順さとニアリーイコールだと思うんですよ
見ててすごく引っかかってしまったんですよね…
劇中でも吉岡ちゃん(バイアス製菓の上司)が小室ちゃんに対して
「君の会社員としての従順さを評価して…」
という内容を述べているため、この作品では従順さを捨てる方向にしたいんだなと感じたので余計に…
作品として言いたいことがわかる分、
劇中で何度も『「素直」がテーマ』と言われるとモヤモヤしてしまいました。
あ、「自分に素直になりなよ」みたいな発言は大いに賛同してますよ!
バイアスを取っ払ってフラットな自分の気持ちに正直になって、
まっすぐ生きることの背中を押してくれるのはとてもうれしいので。
特に最後の劇シーンでの歌が最高なんです。
お気に入りの歌詞だらけで困るくらい、本当に最高です。
特に大好きなのは次の3つです。
「僕は僕だよ 君は君でいて」
「君が好きな君が大好きさ」
「生き甲斐なくても 夢なんてなくても 素敵な君なら大丈夫」
(間違ってたらごめんなさい…)
自分の心に素直になることを肯定していて、
やりたいことをやろう!的な作品にも関わらず、
たとえやりたいことが見つからなくてもそのままの自分で大丈夫だよって
言ってくれるの最高すぎません??
私はやりたいことがあるタイプの若者ですが、
もちろん見つからない人もたくさんいて。
そういう人って表立って肯定されにくいし、自己肯定しにくいじゃないですか。
(あくまで「やりたいことないの?すごい!」とはならないですよねっていう話です。もちろん尊重はされるべきだし、尊重されている機会も珍しいことではありません。)
そういう人のことも、ちゃんとまるごと肯定する歌詞を最後に持ってくるのが素敵だなと感じました。
そのままの君が素敵だよ!
ってきちんと伝えられる人でいたいなと思います。
他にも大好きなセリフをたくさん紹介したいのですが、
さすがに長すぎるので一旦締めます。
いつになるかわかりませんが、また投稿したいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
Nana