成人式中止って最善解だったのかな?

私は今年の1月11日に成人式を迎える予定でした。そのために、スーツをクリーニングに出したり、美容院に行ったりと色々と準備をしていましたが、私の地域では、成人式は中止となってしまいました。

振袖を頼まれていた方、購入した方は、お金を無駄にしたように感じてしまいますよね。

中止という策は本当に最善解だったのでしょうか。私はこの策に2つの違和感を持ちました。

多くの人は中止と発表されて、「仕方がない」と感じているかもしれません。ですが、本当に仕方がないことなのでしょうか。「仕方がない」と思うということは、強い権力が行使されていると考えることができませんか?意識そのものを強制しているからです。

現在検討されている緊急事態宣言では、政府は劇場や映画館などは入場制限の対象に含めていません。私には劇場、映画館と成人式の違いがわかりません。どちらも会場に集まるという点では同じです。これが一つ目の違和感です。この違和感を持たずに「仕方がない」と収めてしまうのは、政府の権力に屈している証拠だと思います。

成人式では経済を回すことができない。開催するメリットがないから、中止にするんだという意見があるかもしれません。

他人事として考えれば上記は理解できます。ただ、新成人の気持ちを汲むと、この意見は悲惨です。

成人式で集まる理由はお偉いさんの話を聞きたいからではありません。友人に会いたいからです。晴れ姿で友人と会い、写真を撮って、話したい、これが理由です。だからオンラインにすれば良いということでもありません。

成人式を中止しても、勝手に集まるという結論に至ると思います。実際に私の周りでは独自に集まろうという計画がされています。

それなら、成人式は延期にするのが最善の策なのではないでしょうか。

中止ではなく延期であれば、希望が見出され、この時期に独自に集まることは少なくなるように感じます。

もう一つの違和感が、自治体によって取られている対策が異なるということです。

隣接する地域で対策が異なれば、「なんで私の地域では中止で、なぜ隣の地域では開催するの?隣接しているからコロナのリスクはほとんど同じなのに、、」といった不満が出ることが予測できます。

例えば、東京都で開催される予定であった成人式は、8月に延期する、といった一律の対応であれば、多くの者の賛同を得ることができたと思います。

これらが私が得た2つの違和感です。

これらの違和感から、今回の成人式に対する対応はあまり良いものではないと感じます。今後に、新成人の気持ちを汲んだ対応がされることを望みます。



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