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ついに学校スタート!成功大学華語中心・秋タームの授業内容、教材

9月13・14日

留学早々、食中毒で寝込むというたいそうな目に遭った私であるが、ついにこの日(やっと)成功大学華語中心の授業が始まった。

諸々詳細については既に忘れてしまったことも多いのだが、授業の大体の内容について、覚えている限り書いていこうと思う。
もし成功大学への留学を検討している人がいれば、ぜひ読んでみてほしい。(今日はちょっとばかし真面目な内容かもしれない)
※ちなみに私が受けていたのは「小班」なるグループ授業であり、一対一のレッスンについてはよく知らない。


いきなりGクラス(上級クラス)に振り分けられる

以前書いたかどうか定かでないが、成功大学華語中心では、入学前にweb上でテストを受ける。
そのテスト結果をもとに、A(初級)~I(上級)までのクラスが振り分けられ、学期ごとに(落第しなければ)1つずつクラスが上がっていくシステムだ。

私が受けたのは、小班というやつ。これにプラスして、選択科目(選修課を選ぶ必要がある)

ところで私は一体どうしたわけか、いきなりものすごくレベルの高いG班に割り当てられてしまったのである。一応大学で2年間中国語をやっていたものの、G班から始める人はなかなかいない、と民宿のオーナーからも言われた。

実力を過大評価されているのでは…とおっかなびっくりで教室に向かうと、クラスにいたのはわずか4人ほど。
皆見るからに「ペラペラですよ」オーラを放っており、しかも自分よりおそらく10~20は年上の人たち。
華語中心に長くいるベテラン(?)たちらしく、老師(中国語で先生のこと)にもめちゃくちゃ馴れ馴れしく話しかけている…!!

先生の言っていることは問題なく聞き取れたが、日本で主に「書く・聞く」の勉強しかしてこなかった私にとって、いきなり社会問題についての意見を中国語でディスカッションせよ、みたいな授業内容は少し辛いものがあった。

また、あまりこのクラスの雰囲気に自分が合わないと思ったこと、(こんな理由は本来ダメだが、民宿から学校の距離が徒歩30分とまあまあ遠く、8時開始というタイムスケジュールがあまりに過酷であったこと)などから、この日のうちにクラス替えを申請した。

F班・愉快な仲間たち(?)との出会い

具体的なリミットは忘れてしまったが、成功大学華語中心では、期限内であればクラス替えを申請することが可能だ。
クラスレベルを下げることは簡単だが、クラスを上げたい場合は別途テストを受験する必要があったと記憶している。

G班の先生に相談すると、「ええ?あなたはGで大丈夫だと思うけど。」と引き留めをくらった。しかし長い留学生活、いきなりレベルの高すぎるクラスで始めなくてもと思い、一つレベルを下げた中上級、F班に入ることにした。

F班で割り当てられた時間帯は13:10-15:00。
家が遠く、かといって自転車もなかったので、片道30分歩いて通うことになる私にとっては非常にありがたい。

翌日14日、割り当てられた教室に入ると、G班のそれとは全く違ったのびのびした雰囲気。クラスメートも年齢が近い子が多かった。

老師の名前はヤン先生。見た目はちょっと厳しそうだがユーモアあふれるとっても素敵な先生で、「みんな~~新しいクラスメートが来たわよ!自己紹介しましょう」と明るく呼びかけてくれた。

ここで簡単に、私が華語中心で一番思い出深い、愛すべきF班のメンバーを紹介する。

  1. アメリカ人のサラ…留学中、私のベストフレンドの一人になる。時間にはルーズだが、とにかく交友関係が広く社交的。その明るい性格からは想像つかないが、かなり複雑な事情をもつ。(のちに書けたらと思う。)

  2. アメリカ人のサニー…先生の質問にいつもトンチンカンな受け答えをし、突っ込まれている。笑顔がまさに「太陽」という感じで素敵、かなり自由人。アメリカにて元カレと色々あったらしい。

  3. カナダ人のステファニー…人の顔をじっと見る癖があるため一見かなり怖い人だが、授業中真面目なだけ。放課後はかなりファニーで、クラスメートの物まねを始めたりする。頼れるお姉さん的存在。

  4. フランス人のじゃーぼー君…本名ガブリエルだが、中国語の当て字がなかったため、ヤン先生が名付け親。基本ブラックジョークしか言わない皮肉屋だが、意外と良いヤツだったりする。授業にはいつも10分遅刻。

  5. ポーランド人のみんしゅん君…本名トーマス。理屈っぽく、中国語は上手いが話が長い。青い帽子がトレードマークだが、じゃーぼー君に「おばあさんの帽子」と揶揄されている。

  6. 日本人の藤岡さん(仮名)…会社の都合で語学留学に来ていて、noteとTwitterをきっかけに知り合う。留学中、そして現在に至るまで色々と面倒を見てもらっている。ゴシップ好き。

こんな感じの愉快な多国籍メンバーで構成されるF班を、私はすぐに好きになった。

F班のスケジュール、教科書

スケジュールに関しては、先生によってかなり違うためなんとも言えないが、あくまで私の場合について紹介する。

教科書については、Iクラス(一番レベルの高いクラス)を除いては「當代中文課程」を使用する。

Fクラスの場合は4冊目の、後半のほうから始める。4冊目の内容はさして難しくなく、地震の話題とか就職活動の話題とか、とっかかりやすい身近なトピックが主だ。(これがGクラスになると「代理出産」「死刑制度」とか一気に難しくなる。またいつか書こうと思う)

教科書

教科書は学校指定の書店で購入する手もあるが、非常に重く邪魔だったので、楽天KOBOというアプリにて電子書籍を購入して使っていた。

具体的な授業スケジュールについては、なにか資料が残っていないかと自室をあさったら、留学後、日本の大学側に提出した書類がなんとか残っていたので、ここに写真を載せておく。

ほぼ毎日テストかプレゼンがある始末。笑

私の場合は教科書に沿って週に3-4回ほど単語や語法の小テストがあり、だいたい2週間に1回報告(日本語で言うところのプレゼン)があった。学期末には、プレゼンに加えて筆記のテストなども課される。

まあ単純に言うと、成功大学華語中心って課題がものすごく多いです。ハイ。

これは正直、ほかの語学学校と比べてトップクラスだと思う。
中国語科の同級生たちも台湾留学に来ている人が多かったが、課題はそこまで多くなさそうだった印象が強い。
対して成功大学華語中心ときたら、しょっちゅうテストやらプレゼンやらレポートやらがあり、プレゼンに関しては原稿をほぼ暗記しないといけなかったりする。

でもこれは非常に良い勉強になったし、また別の回でまとめるが、脚本を作って劇を演じたり、就職活動のロールプレイ?をする課題などユニークなものも多かった印象だ。

また、この小班クラス以外にも選択授業なるものがあり、内容は「映画分析」「社会問題の討論」「ガイドツアー」「閩南語」「絵本の分析」「書道」「太極拳」など様々だ。そこでもユニークだが場合によってはかなり面倒くさい課題を科されるが、また今度書くことにする。

結論から言うと、成功大学はとても課題が多く、別にそんなにシリアスになって中国語勉強しなくってもいいや~という人にはおすすめしないかもしれない。

しかしこれらの課題で確実にディスカッションをする力や書く力が身につくし、特に前者に関しては、日本の受け身的な教育ではなかなか得られない貴重な学びだったと思っている。

また、先生が手厚いし、(また今度書くが)イベントもどの学校よりも充実しているので私としては唯一無二の語学学校だと思っている。

というわけで、今回は少しかための回になってしまったが、こんな感じで私の秋学期授業はスタートした。

おまけ:キャンパスの美しさは語学学校随一だと思っている。

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