【長文レポ】自衛隊東京大規模接種センターへ行ってきました
・大規模接種センターは「長い」「大きい」「多い」がキーワード
・元気な人以外はやめておいた方が無難
・ただし、接種を急いでいる人には良いかも
親の付き添いで大手町の自衛隊東京大規模接種センターへ行ってきました。
親は65歳以上、障害者手帳持ち、要支援2です。
(※介護認定は引っ越すたびに結果が変わるので参考まで)
身体が不自由ですが、車椅子ではなく杖と手押し車を使っています。
最近、早く治療しないと死ぬ系の少し厄介な病気に罹ってしまい、その治療に入る前にとにかく早くワクチンを打ちたい!ということで、大規模接種センターでの接種に踏み切りました。
なお、地元のかかりつけ医だと1回目の接種が6月下旬になる予定でした。
とにかく急いでいる人で、地元の接種がなかなか進んでいない人は、大規模接種センターでの接種は検討の余地ありだと思います。近い日程で予約できるので。
会場へ向かう
東京駅から接種会場までシャトルバスが出ており、大規模接種センターのWebページによるとこのバスがオススメとのことだったので、東京駅丸の内南口で親と待ち合わせ。
コロナ禍で殆ど使われていないであろう「はとバス乗り場」からシャトルバスに乗り込みます。
シャトルバスの車体は、はとバスと都バスの2種類あります。
都バスの方は「ノンステップバス」なので、身体が不自由な人は何本か見送ってでも都バスに乗ると良いかもしれません。
我々はたまたま行きも帰りも都バスでした。
バスは5〜6分間隔で出ています。多いです。
シャトルバスに15分強ほど揺られ(道が混んでました😭)、会場である「大手町合同庁舎第3号館」の北西に到着。ちょっと離れてます。
降車場所から接種会場入口まで、身体の不自由な人だと20分かかりました。
この先も、とにかく歩かされるので、足が不自由な人は車椅子が必須だと思った方が良いです!!
というか、急いでいないなら地元の病院で接種する方が良さそう。
なお、会場まで距離はありますが、スタッフさんがあちこちに立っているため、迷うことはないです。(行きはね…)
▼無料シャトルバスの降車場所から会場へのルート、および会場から乗車場所へのルート。
入場手続き
庁舎の前に建てられたプレハブの入口手前で、予約済みかどうか聞かれ、5つの中からお好きな入り口へ。
なんとなくイベント会場っぽい雰囲気です。
手指消毒、体温測定、荷物チェックを終え、付添者は付添と書かれたネックストラップを貰います。
次の関門で接種券と身分証をチェックし、「予診票」の有無を聞かれます。
大変申し訳ないことに、うっかり予診票の存在を忘れていたため、その旨を告げると
未記入の予診票を色付きのクリアファイルに入れて渡されました。どうやらこの先で予診票に記入できるみたいです。
そして、ここで受け取るクリアファイルの「色」の存在が、ここから大活躍します。
予診票記入
プレハブ①を出て、すぐ先のプレハブ②へ。予診票を持っている人は右の待機列へ、持っていない人は左の机へ誘導され、そこでゆっくり記入ができます。
(でも、本当は混雑を避けるためにも自宅で記入してくるのが一番良いかと思います…!忘れてゴメンナサイ!)
スタッフさんのホスピタリティがすごいです。
ゆっくりで大丈夫ですよ、と声掛けしてくれたり、
手押し車の進路の邪魔になるものは全て除けてくれ、立ち上がるときは椅子を引いてくれます。
スタッフさんの人数自体もとにかく多いです。
記入を終えると、クリアファイルの色(全4色)に応じた待機列へ振り分けられます。
待機列はすべて椅子が用意されており、立ちで待つことはありません。
付添者も座れます。立っているとスタッフさんが椅子を持って飛んできます。
我々は黄色のクリアファイルを持っていたのですが、ここでちょっと待ってくださいと言われ、
緑色のクリアファイルに差し替えられました。
どうやら緑色の人は低層階で接種するらしく、足が不自由な場合は緑色へ優先的に振り分けられるようです。
(そのせいか?緑色のエリアだけ待機列の椅子の数が少なかったです。)
なお、緑色の人は2階、黄色の人は4階、青色の人は7階、赤色の人は10階で接種するとのこと。
庁舎内へ
緑色の待機列にある程度人が溜まったところで、プレハブを出て庁舎内へ案内されます。
ここから先は写真撮影NGとの看板が出ていました。
庁舎へ入ったところに自動改札のようなゲートがあり(動いてはいませんでした)、
その後またクリアファイルの色に応じた待機列へ。
床に4色の矢印が貼ってあり(音ゲーみたいだなと思ったw)、待機列のイスや、エレベーターも分かりやすく4色に色分けされているため、かなり迷いづらくなっています。
自分の色さえ覚えておけばなんとかなります。
クリアファイルは、鞄などに入れず、誰からも見えるように持っておくと捗ります。
予診票チェック
待機列に数人溜まったところで、緑色のエレベーターへ。
2階で降ろされ、予診票のチェックへと進みます。
スタッフさんが予診票を見て、医師による問診で確認が必要そうな項目に蛍光ペンでチェックを入れていきます。
問診
予診票チェックが終わると医師による問診へ。
問診会場はパーティションで区切られた簡易個室になっています。プライバシーはバッチリ。
これまでに罹った病気や、飲んでいる薬、今後の手術予定などを聞かれます。
迷走神経反射が出やすいタイプの人だということが分かると、寝ながらワクチンを打つ判断がされたり、
アレルギーがある人は、接種後の待機時間を人より長く取る判断がされたりします。
それらの情報が記入された紙を渡され、いよいよ接種へ!
接種(痛くない!)
接種の部屋へ近づくたびに、だんだんアルコールの匂いが強くなってきますw
接種部屋の前でもなかなか待たされるのですが、スタッフさんが逐一状況を報告してくれます。
「いまワクチン吸ってるんでもうちょっと待ってください!」とか。
(吸うという表現が面白かった。確かに吸いますね…注射器で)
接種を行う場所も簡易個室になっています。
個室には看護師さんが4人くらいいました。VIP待遇を受けている気分になります。。。
親は迷走神経反射が出やすいタイプだったため、歯医者の椅子のようなリクライニングチェアへ寝かされ、その状態でワクチンを打たれました。接種自体は数秒で終了。
親曰く「こんなに痛くない注射は初めてだった…」とのこと。
心配していた迷走神経反射が起きることもなく、しばらく様子を見たのちに、次の予約を行う部屋へと移動しました。
次回予約
部屋に入ってまずは接種済み証明書の交付。それが終わると、次回の予約を行うブースへ通されます。
次は約4週間後。時間帯など、比較的希望が通りやすかったです。
予約が済んだら経過観察の大部屋へ。
経過観察
だだっ広い部屋に等間隔で椅子が置かれており、
目の前にやはり等間隔で看護師さんが座っています。シュールな光景です。倒れたりすると飛んでくるのかな。自販機がたくさんあり、水分補給しながら経過観察を行うことができます。(ただし食事はNG)
手元のメモに書かれた退出可能時刻まで待ち、時間になったらメモをスタッフさんに渡して退出します。
17:30の予約でしたが、身体が不自由で移動に時間がかかった・予診票を忘れてその場で記入した・既往歴の関係で問診に時間がかかった・アレルギー持ちだった、などなどの関係で、退出できたのは19:10でした。
東京駅へ
エレベーターを降り、庁舎の外へ。
帰りのシャトルバスはあっちです、と誘導されたものの、
裏道のようなところをひたすら歩かされ、
道中に案内板なども無かったため、本当にこの方向で合っているのか不安になりました。
先程までたっくさんのスタッフさんに囲まれていたため、急に人気がなくなりちょっと怖かったですw
途中で誘導係の人とすれ違い、念のためシャトルバスの乗り場を確認。まだまだ遠く、行きと同様にかなり歩きます。
おまけに、ちょうどスタッフさんの送迎バスの到着時刻と重なってしまったため、乗り場にいろんな行き先のバスがたくさん停まってました。
危うく秋葉原行きのバスに乗りそうになりました。
接種者向けの東京駅行きシャトルバスは、バス乗り場の一番奥に到着しており、バスの前で誘導係の人が緑色の誘導棒を振ってくれていました。
それにしても、こんなに多くのスタッフの方が集められていたとは…と大量の送迎バスを見て改めて実感。本当にありがとうございます。
帰りは道も混んでおらず、10分弱で東京駅はとバス乗り場へ到着。
親を電車に乗せて解散!
お疲れ様でした。
大規模接種センターってどうよ?
まあぶっちゃけ、大規模接種センターでの接種は手間と時間がかかります。
大手町へ行かなきゃいけないし、待ち時間も長い。
ぐるぐる歩かされて疲れる。人混みでの感染リスクもある。
ただ、地元の接種よりも早くに予約が取れるケースが多いと思うので、お急ぎの方は検討しても良いと思います。
(接種センターはモデルナのワクチンなので、自治体のファイザーワクチンよりも接種間隔が1週間長い点にご注意を。)
繰り返しになりますが、もし身体の不自由な方が来られる場合は、介助者の付き添いは必須、できれば車椅子で来た方が良いです。
我々も2回目接種時は車椅子を借りて向かう予定です。
スタッフさんは皆さん大変プロフェッショナルでした。
介助もめちゃくちゃ慣れてる。声掛けも親切。
あの人数のお客さんを捌くのは大変だと思いますが、それにしてはとてもスムーズだと思いました!
色々大変だと思うけど、頑張ってほしいです!!!
おわり。
おことわり:この件について質問等は受けられませんので悪しからずm(_ _)m