映像制作者向けiFacialMocapTips
こちら、iFacialMocapを利用してBlenderでフェイシャルキャプチャをする方向けのTipsとなっています。
使い方自体はとても簡単なのでこちらをお読みください。
上記記事を既に読んでいただいている事を前提に話を勧めていきます。
いわゆる「美少女モデルを使ったアニメーション」を制作する際にそのままではいい感じに使えなかったので、解決法をご紹介するTipsとなっています。
1.フェイシャルの作成
今回はこの女の子を使って説明をしていきます。
iFacialMocapを使う前に用意していたシェイプキーはこんな感じです。
これにプラスして各フェイシャルを入れていきます。
基本的にはDL時に同封されていたBlenderのファイルを見ながら入れていくのがいいかと思います。
どのフェイシャルを入れるかについては、各自目指したいものが違うと思いますので上記ファイルを見ながら取捨選択をしていっていただければ、と。
ちなみに既にシェイプキーを設定している場合、右の∨を押して出てくる「New Shape From Mix」でシェイプキーのコピーが出来ますのでご利用ください。
さて、かなり省きますが、無事にフェイシャルデータが入った状態です。
ちなみに私はいつも上記状態にして作業します。
さて、ifacialMocapの弱点ですが、生データでは記号的な顔ができない、ということです。
こちらが生データです。↓
口の動きなど、ちゃんと閉じないこともあってどこか「アニメ顔として」不自然ですね。
では、修正していきましょう。
まずはタイミング調整。
「よろしくおねがいします」のあたりがズレていたのでその辺りを後ろにずらします。
口がきちんと閉じていないのが一番違和感があるので、Summaryの左の▶を押してmouthCloseを探します。
↓
手動で直します。
これだけでだいぶ変わります。
あとはそれぞれ既に作ってあった眉や目を手動で修正します。
基本的にはこれの繰り返しです。
生データでは使えず上書きで修正しまくるのはモーションと一緒ですね。
とはいえ、このおかげで作業時間が4分の1くらいになっているので助かります。