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紙々との出会いはいつも突然に
こんばんは。
先日金沢旅行へ行ってきました。
兼六園のライトアップが大変素敵だったり、21世紀美術館の企画が大変興味深かったりと、大満足の旅行でした。
兼六園、昔行ったときは「たたの公園じゃん」としか思わなかったのですが、今回その素晴らしさにため息がでちゃいました。
というのも、オブジェクトの配置が素晴らしいんですね。空間の緩急のつけ方、細道と太い橋、様々なコントラストを贅沢に配置した公園なのだなと思いました。
こういう、以前わからなかった良さがわかるという体験はとても嬉しい。もっといろんなものを見て「わかる!」の幅を広げていきたい、ですね。
さて、よくわからないのですが気づいたら帰りにたくさんの紙を持っておりました。
今日はそんな戦利品報告です。
まず、近江町市場の入り口付近にある「紙文房あらき」というお店で買ったものたちから。
正方形サイズに裁断されており、折り紙として売り出しているようでした。
カラペラピスは、初めて見た紙(しかも廃盤らしい!)ので即買い。メタリックなざらついた光沢のある紙です。
質感を生かしたいので、手に取るものに使いたいですね。また、薄い紙なので貼り箱や上製本で、厚紙をコーティングする紙として使うのがいいかなと思いました。箱に使ったら高級感のあるものになりそう。
筋入クラフトはたまにお目にかかる気がします。名前の通り濃淡のある筋が入っているクラフト紙です。表は着色されていますが、裏はクラフト紙の茶色そのまま。
裏面のクラフト感も生かしたいので、模様入りのユニット折り紙とかにしてみたいです。折り紙として推奨されているのでバラを折ってみてもいいかも。素朴な雰囲気のなりそう。
お次はこちら。
バルカナイズド・ファイバー、強そうな名前です。
こいつ、普段はめちゃくちゃ硬いんです。それが水に濡らすと加工できるようになるとか。乾いたらまた元どおり。
めっちゃ画期的じゃないですか!?!?
レジンでコーティングしたりしなくても形が保てるなんて…………すばらしい。
まだ使ってはいないので、そのメリットデメリットはまた今度まとめたいと思います。工作が捗る。
このお店の最後はこちら。
多分和紙に分類されるものでしょうか……?
透け感と繊維感のある紙です。ほんのりラメっぽい繊維も混ざっていて、たいへん繊細で美しい。
こちらは、今書いている小説を製本する際、あそび紙に使おうと思っています。
見つけた時に作品のイメージとドンピシャすぎて即決しました。ほんとうにすてき。
次のお店は、長町の用水路の通りにあるお店、「Gloiní」です。
輸入雑貨屋さんなのですが、なぜか壺に紙のロールがささってたんです。そこで見つけたのがこちら。
柄がめっちゃ素敵!!!!!
イタリア生まれのこちらの紙、たぶんマーブル紙の一種でしょう。(マーブル紙とは、ヨーロッパの本によく使われている装飾紙です。)
金の絵の具も混ざっており、高級感がありながらも、アンニュイな様子から目が離せません。
こちらは、手製の詩集の表紙に使いたいと思います。以前はフランスで買った紙を表紙にしたのですが、もうなくなってしまったんです……。
なので、隣国にバトンタッチとしましょう。
こんな感じで、よくわからないままにご当地?紙を乱獲してきました。
どんなものでもそうですが、そこでビビっときたら買わなきゃだと思うんです。
「あっこんなものが作れそう!」「この紙、アレに使いたい!」と閃いたら悩まずに買うべき。特に紙に関しては。
だって他の素材より断然安いんだから!!!!!
そんなわけですてきな紙々をおうちに招きました。これからも仲良くしていきたいと思います。
それではまた明日。
七緒