お菓子と紙の不可分な関係
こんばんは。
直球ですが明日はバレンタインデーです。
せっかくなのでお菓子と紙の関係について考えてみたいと思います。
この前、キットカットのパッケージはいいぞという話をしましたね。
https://note.com/nana_0rion/n/nfc1b6ebcd49e
この時期にデパ地下を歩いてみても、様々な工夫を凝らしたラッピングがあってワクワクしますね。箱の形が凝ったものや、綺麗な箔押し、紙にこだわったものなど沢山あります。
ですが、今日は「お菓子作りと紙について」です。
バレンタインの時期に何か作る方には馴染みかと思いますが、100均には様々なお菓子の紙型が用意されています。
お菓子の型といえば、元々は金型が主流です。かっぱ橋道具街なんかに行くと沢山ありますね。クッキー型の素材を思い出してもらえればわかりやすいかと思います。
金型は、洗って何度も使えるし、きちんと管理すれば傷むことも少ないので、頻繁にお菓子作りをする人にはもってこいです。
しかし、バレンタインの時期ってそういう感じじゃないですよね。
女子のみなさんなら高校時代に大量のお菓子を生産した記憶があるかと思います。(ちなみにこの写真は私の高校時代の生産物です)
お菓子を作り慣れない人が一念発起して作ったりするイベントですが、その時に活躍するのが紙型なのです。
安い・可愛い(最近は柄付きのものが多い)・捨てられる、といった利点があります。可愛い紙型のままでラッピングすれば崩れることもなく楽ちんです。
ですが、「紙って焼いたら燃えね?」「生地入れたら染みね?」と思いますよね。
主に使われているのは晒クラフトという紙です。クラフト紙は、とても簡単に言うと、精製しきってないため繊維が長くしっかりとした紙です。
耐熱性・耐水性に優れており、お菓子を焼くのにも耐えうる紙なのです。
さて、このようなクラフト紙以外にも、お菓子つくりには欠かせない紙があります。
みんな大好きクッキングシートです。
キッチンにあるものの中でアルミホイル、ラップと並んで使い勝手のいい素材でしょう。
クッキーを焼くとき天板に引くのはもちろん、パウンドケーキの金型にクッキングシートを入れるだけで洗い物が楽チンになります。
普通は、型に生地がくっつくのを防止するためにバターを塗ります。しかし、バターをベタベタに塗ると洗い物が大変だったり、油っこくなってしまったりするんですよね……。クッキングシートを使えばそれを防止することもできます。
写真は型から出した様子です。紙を引っ張るだけで取れるので火傷の心配もありません。
クッキングシートの敷きこみ方はこちらでご覧ください。
クッキングシートは、テフロンあるいはシリコンの加工がしてある紙で、ものをくっつきにくくする効果があります。なのでクッキーなどがするんと取れるんですね。
また、水蒸気を逃がすが水分を逃がさないという機能があるため、乾燥防止のために包んでおくこともできます。(これをラップやアルミホイルでやると、水蒸気を逃すことができないため、内側が濡れてベチャベチャになってしまうんですよね。)
このように、お菓子作りには優秀な紙たちが欠かせません。
まだバレンタインのお菓子を作ってない方はぜひ、すこし紙の力を借りてみてはいかがですか?
意外にお菓子作りが楽になったりしますよ。
それでは良いバレンタインを。
(明日明後日は旅行に行くので更新はおやすみです。)
七緒