会議室という物理的制約が外れて実装が加速する #テレワークで上げる生産性
#テレワークで上げる生産性 というテーマが出ています。テレワークで生産性が上がったか。2020年~2021年に1年半近く90%超のテレワークを徹底していた私の結論は、「はい、上がりました」です。
一番大きいと思ったのは、会議室のキャパシティを超えてミーティングが設定できること。2020年3月からテレワーク主軸にした私の組織。5月ごろには「仕事が進むスピードが早くてめちゃくちゃ体力を使う」という声が聞かれました。出社オンリーの時代は、ミーティングをするとしても、会議室の予約が取れなくて、例えば翌々日になっていたものが、リモートであればオンラインミーティングで翌日にできる。それがすべての案件で始まると、全般的に仕事のスピードが速くなります。
つまり、これまでは1日ミーティングできるキャパシティは
オフィスの会議室の数×座席数×営業時間
が総量だったわけですが、「オフィスの会議室の数」と「座席数」という変数が無限大になるわけです。その結果、全体の業務の進捗のスピードがあがっています。
最近忙しいときなどは1日10個以上ミーティングが入るときもあります。また、ミーティングの時間ギリギリまで話し込むので、それこそトイレに行く時間すらない、という日も珍しくありません。
それだけ仕事のスピードが急激に上がっていることもあって、以前よりも仕事の生産高は上がっているように思います。リモートワークをできる会社とできない会社では、施策の実装スピードが10%くらいは違いがでるのではないか、それが私の肌感覚です。つまり、リモートワークを使いこなした方が企業としての競争力が上がる、そんな実感があります。
コロナ禍を(いったん)脱して、在宅比率を50%程度に戻していますが、会議室とオンライン会議のハイブリッド型が当たり前になったので、このスピードは落ちる気配はありません。一方で、ブレインストーミングやディスカッション主体の会議は、出社して顔を合わせてやる。その使い分けを意識したらチームメンバーのコミュニケーションも格段に上がって、オンラインミーティングでの発言も活発化したと感じます。
リモートワークで生産性が上がることは立証されたな、というのもあり、この生産性を維持しつつさらに対面の会議で付加価値を上げていく。そんな風に、そろそろビフォアコロナとは軸足を真逆においてもいい時期に来ているのではないでしょうか。