エスコンフィールドお披露目に立ちはだかる日本のエース。(日本ハムvs楽天1回戦)
エスコンフィールドお披露目ということもあり、一足早い開幕となった日本ハムと楽天。
先発は日ハム加藤、楽天田中と戦前からロースコアのゲームが予想された。スタメンを見た感想は
「日ハムはフレッシュだな。」
平均年齢28歳のフレッシュな日ハム打線を迎え撃ったのが日米通算190勝の田中将大だった。
百戦錬磨の投球だった田中将大
気付けばのらりくらりとベテラン投球だった田中は5回途中1失点の内容。
正直失投があったとするならば、5回に松本に打たれたチェンジアップのみだったような気がする。
少々球数が多かったように思うが、見てる感想としては
「ここ打てるのか?次ここ行くぞ」と日ハム打線には問い掛けてるように。
「次はこう投げるぞ。そっち行ったらこっちだ。」と安田に教え込みながら投げてるように思えた。
実際そんなことは無いのだろうが、そのように見えるくらい大人の投球であった。
試合後のヒーローインタビューでは
「僕には経験があるので」
この言葉が全てを物語ってるように感じた。
5回途中98球。
本人的には納得はいっていないのかもしれないが、チームを勝ちに導き2023年最高のスタートを切った。
1球に泣いたバッテリー
5回、2打席目となる伊藤への初球は、宇佐見が構えたところから吸い込まれるように真ん中付近に入ってしまいホームランとなってしまった。
1打席目から振り返ると2アウト2塁とピンチが故に完璧すぎた投球だった。
①内カット見逃しストライク
②外フォークボール
③外低め一杯ストレート見逃しストライク
④内ストレート空振り三振
コントロールの狂いもなく、手本のような配球で思い描いたような空振り三振だったが、ここは1アウトランナー無しと長打を狙っていい場面。
前の打席ストレート2つでやられた印象のある中での初球を痛打された。
気になったのがその前を打つ山崎に対して繊細に投げていたこと。どんどん振ってはくるがどちらかというと走守メインの選手。そこまで気を遣って投げる必要性があったのかどうか。
その過程でコントロールミスと言えど、安易に入りすぎた初球ではないか?と思った。
フランコに対してのホームランはもう少しきついコースに投げたかったのだろうが、2打数2安打で迎えた3番打者へのホームランよりも、防げた8番打者へのホームランに注視してみた。
加藤は8安打されながらも7回を3失点。
タイムリーを打たれたのではなくホームランのみで3点となれば、初戦落としたのは痛いにせよ今後のシーズンを考えた場合粘り強さや内容に関しては、開幕戦に相応しい投球内容だったように思う。次回の登板に期待したい。
宇佐見も開幕マスクと期待されてる中での初戦敗戦。明日以降、実りのある試合にしてもらいたい。
フレッシュすぎる野手
リーグ戦ともなれば、終わりが明日に繋がるもののような気がして。
最終回、抑えの松井が登板となったが4番野村・5番清宮と低めの変化球に呆気なく空振り三振に終わった。
どうしても次に繋がるような終わり方にはどうしても思えなかった。
若いから。では済まされないのが、打順が打順だからだ。
松本・マルティネスくらいしか普通にバッティングができていなかったように思える。
また5回・6回と田中を攻め立てたイニングで1点しか取れなかった。誰かが1本出せてたら。というところだろう。
1軍のスタメンとして。
2人には主軸としての打撃に今後期待したい。
勿論、清宮の肘をうまく抜いた常人離れした2ベース、野村の厳しい追い込まれ方をしながら食らいついて打った犠牲フライの打撃内容を評価した上で。
ではあるが。
頂けたら明日の活力になります。