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日本代表 対 ミャンマー代表をテレビ観戦した感想。両ウイングに求められたであろう事。

ワールドカップ アジア2次予選が始まった。
今日の試合に関しては相手チームとの戦いよりも、チーム内の競争が軸になるゲームなのは間違いない。ミャンマーには申し訳ないが明らかにレベルの違う相手なので結果云々とかいう話ではないはず。

スタートを見るとポジションを掴めてない選手、代表当落線上の選手が名を連ねていた。やれて当たり前、結果が出せて当たり前というゲームなので出場時間で如何に違いを見せるかが選手たちのアピールに繋がる。

特にその辺りを求められるのは堂安と相馬の2選手。日本の両ウイングは激戦区なのはサッカーファンなら誰でも知っていると思う。
伊東と久保が激しい競争を見せる右サイド、個で打開できる三笘と結果を残し続けてすっかり定着した中村敬斗がいる左サイド。ここに割って入るのならこのゲームで圧倒的なクオリティを見せ付ける必要がある。

右サイドに入った堂安は1G1Aの結果。上田のハットトリックとなるゴールをアシストしたオシャレスルーパス。浮き玉を完璧にコントロールしての冷静なシュート。本当に素晴らしいプレーだった。
ただ圧倒的なクオリティを見せられたかと言えばそうではなかったと思う。個で打開した場面があまり多くなくボールロストもそれなりに多かった。結果だけ見れば活躍したと言えるけど堂安の能力を考えればもっとやれたと思うしもっとやれないといけないと思う。これはアンチコメントでも何でもない。相手のレベル、個人の能力、代表当落線上な所を考えるとこれじゃ物足りないと感じるのは仕方ない。ワールドカップのヒーローになった男の復活が待ち遠しい。

左サイドの相馬は残念ながらアピール出来たとは言い難い。久しぶりの代表戦だし合流して間もないから連携が取れないのは分かるけど代表とはそういう場。相手のレベルと自身の立場を考えると何としても目に見える結果が欲しかった。
プレー面でも特にこれといった所は無かった。何も出来なかった訳では無いが、相馬じゃないと駄目だなと言ったプレーは無く、これなら他の選手でも良いよねといった感じのプレー。まだ堂安は特徴を発揮出来たけど相馬にはそれが無かった。本当に苦しい立場なので期待してたのだが…。サイドバックで起用された事もあったが現在はサイドバックに頭角を現している選手がいるのでポリバレント性でメンバー入りというのも難しい。

両選手ともフル出場なので恐らくシリア戦は出番は少ないだろう。もしくは出番が来ないかもしれない。それくらい森保監督の2期目は層が厚い。

チーム全体で言うと良かったと思う。
個人的には町田、佐野海舟、細谷はかなりいいアピールが出来たように見えた。これを逃してなるものかと言わんばかりの意気込みが見えたし堂々とプレーして自分の能力をアピールしていた。
南野と鎌田もしっかりといいアピールが出来たように思う。森保監督は久保と伊東の共存を図ってるはず。そうなると10番のポジションに入るこの両選手がスタメン落ちになるしどちらかは代表から落選する可能性すらある。(実際に10月シーズンは鎌田、9月シーズンは南野は落選してる)
特に鎌田のボランチ起用は層の薄いポジションの底上げを狙っているだろう。しっかり鎌田らしさをアピール出来たのではないか。

激しさを見せる代表内での競争。
日本サッカーのレベルアップには欠かせないので次のシリア戦も楽しみにしてる。

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