マーケターとAdobeXDの共同編集を使ってみた話
名古屋でひっそりデザイナーをやってるナナミチです。
マーケティング部に所属し、マーケターと一緒に自社サイトの改善・ページ追加など諸々担当してます。デザインは一人で作りますが、構成などはマーケターとともに相談しながら進めることが多いです。
そんな中、お互いの仕事がスムーズになったAdobeXDの共同編集(ベータ版)について、先月のAdobe XD ユーザーグループ名古屋 vol.4でLTをやってきました。
なぜリアルタイム共同編集を使ったのか
端的にいうと、普段からお互いAdobeXDを使っていたので、とりあえず使ってみた😊
もちろんはじめから、お互いAdobeXDを使っていたわけではありません。
マーケターがOffice系ソフトで修正案やコンテンツ案を作成、デザイナーがXDでワイヤー作成、コメントでやりとりというワークフローでした。
マーケターにAdobeXDの活用ポイントを少しずつ伝えて使ってもらえるようになりました。
しかし、使っていく中で問題も出てきました。
困っていたところ、2019年11月に待望の共同編集機能の発表が!
\ 待ってた /
試しに使ってみて、すぐに提案。
快く説明を聞いてくれるマーケターに甘えてはいけないと思いつつ、良さそうだから試してみようということに。
ありがたや。
使い方
共有したいファイルをクラウドドキュメントとして保存し、招待したい人のメールアドレスを入力するだけ!
招待された人には、メールまたはCreative Cloudデスクトップアプリケーションに通知が届きます。
詳しくはAdobeXD「デザインの共同作業および共同編集」に書かれてます。
よかったこと
❶ お互いの作業状況がわかる
編集・修正を行なっている箇所が個々のアイコンカラーによって枠線で表示され、目視で確認できます。
使ってみた感想
❷ 日付ファイルの撲滅
ドキュメント履歴機能により共同編集用に保存したファイルは定期的に自動保存されます。
履歴は30日後に期限切れになるため、それ以降も残しておきたい場合はタグアイコンにチェックを入れておくことでそのまま保持されるようです。
気をつけたい点
まだベータ版なので使用中に動作が重いなど細かく気になる点はありますが、個人的に気をつけたほうがいいかなと思うポイントが3つありました。
① 上書き保存の仕組み
誰がどのオブジェクトを編集しているか視覚的にわかりやすいのですが、同時に同じオブジェクトを編集した場合は、最初にサーバーに到達した編集が保持されて、他の編集は破棄されます。
なので、編集したのに保存されない!という場合は自分以外の人が自分より先に編集していてそれが保存された。ということが起こります。
マーケターのテキスト編集が終わるまで、デザイナーはテキスト以外の作業をしていたので、同時に同じ箇所を編集することはありませんでした。
② XDのバージョンは揃える
共有ファイルの作成者じゃない人(マーケター)がファイルを開こうとすると最新の状態のファイルが開けない、保存できないといったことが1回だけ起こりました。
その時にお互いのXDのバージョンが違っていたのでそれが原因か、たまたまだったかはわかりませんが念の為。
③ 共有プレビューURLの更新
共同編集に招待された人は共有アドレスの更新はできないみたいです。
まとめ
・デザイナー同士でなくてもAdobeXDの共同編集は使える!
・上書き保存に注意!
同じドキュメントを複数人で編集できるので作業が効率化できたので、ワークフローに合わせて使えそうでしたら、是非。
ベータ版からのアップデートを心待ちにしつつ、Figmaも気になっていじっている浮気者でした。
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