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KILLAH KUTS キラーカッツ 感想

水ダウでお馴染みの藤井健太郎P手がける、Amazonプライムでの配信お笑い作品 「KILLAH KUTS」

まずは、この「KILLAH KUTS」というタイトル。HIP-HOPに造詣が深い藤井Pならではのセンスが光るう!この言葉はアメリカで90年代ごろによく使われていたHip-hopスラングで「やべートラック」と言った意味合いで使われていました。DJのためのスペシャルなエディションに対してこの言葉を使う場合もあるので、今回のこの番組は彼にとって「最高のリミックス」という意味があるのかもしれません!

そして番組の最初にメンションされる「番組の性質上ご覧になられる方によっては一部不適切と感じられる場合があります。予めご了承の上 お楽しみください。」この表示。

これ、これ、最高だと思いました!

てかもう全部のコンテンツの前提この文言でいいよ!


ということで以下、各話のネタバレを含む感想。


スポーツスタンガン

途中の議論のシーンが一番面白かった。
追い詰められた芸人の狡さとか、恐怖に慄きながらもお笑いをやる姿とか、もっと面白くなり得たのかもしれないが、前例のない戦いであるが故に、みんな盛り上げ方もわからないし、観てる側も盛り上がり方がわからんかったw
フェンシングをやってたダイアン津田さんが「次回までに意見出し合いましょう!」って言うころがピークで面白かった。

麻酔ダイイングメッセージ

検査のついでに撮影、というコンセプトは今の時代に配慮されていて好きだなと思った。全4話のなかで、人にお勧めするとしたらこの回かな〜。
見やすいし、ちょうど良いヒヤヒヤ感で、みたことないお笑いでしたし、みんなが気になる展開もあったので。

お見送り芸人しんいちさんが好きなので彼が藤井さんの番組で活躍している姿を見ることができて嬉しいです。大脱出でも、頭角を表していたので、さらなる躍進を期待しています。

右翼左翼レース

政治思想について街中の人に聞くという企画は、面白くなりづらそうだなと思いつつ、きしたかのvsウエストランドという渋い人選だったので興味深く見ました。自分は海外に住んでいますが「日本がダメで、海外は優勢」といった思想は全く持っていなくて、むしろ日本が好きなのですが、それにしても道ゆく人に政治思想を聞くというのが失礼というかタブーな気持ちが勝ってしまって、あまり笑えず…。
政治の思想を聞いたことによる、笑いの相乗効果がなかったように思います。この内容なら、普通に道ゆく人に右か左か聞いて、それ通りに進む、っていう企画でも同じ内容になるような気がする。

童貞人狼
やたら長くて、驚きました。そんなにも盛り上がっているようにも見えなかったし、似たような企画、ぐんぴいがYoutubeでやってたよね。(ぐんぴいは、自分の仲間がわかる、と言ったような内容だったけど)
てか絶対さらば、1巡目の会話で誰が非童貞かわかってたと思う。話している雰囲気などをみたらすぐわかると思う。

ちなみに男のひとからみたら「童貞」ってそんなに面白いものなのでしょうか?純粋な疑問です。女同士で「処女」をいじるというくだりを経験したことがないので、男性はこういうノリがあって大変そうだなあ、と思いました。

まとめ


この番組は配信の直前に、配信が延期になったこともあり「地上波では放送できないやばい番組」なのではないか、と話題になったのでより期待度が高まっていたのかも。個人的には「大脱出」の方が面白かったし、印象に残ったかな。

ほとんどの視聴者が「ながら視聴」をするようになったために衰退した”熱中して見るテレビ(コンテンツ)”になりうるのではないかと期待していたが、そこまでの熱は自分の中には生まれなかった。

とは言っても、毎週水曜日のダウンタウンのような話題沸騰のコンテンツを生み出しながら、実験的な番組は配信で制作していくという番組作りの形は、これから先のテレビ業界において必要なプロセスであると感じる。
佐久間さんもテレビ作りながら、トークサバイバーなどの配信番組も精力的に制作していますものね。私はもともと超テレビっ子だったので元気いっぱいなテレビ、また見たいなって思います。

個人的にはマユリカ、さや香、紅しょうがあたりで「はねトビ」や「ピカル」のようなわちゃわちゃお笑い番組を見てみたいな。 

頑張れ!テレビ!頑張れ!お笑いに携わる人たち!


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