映画『ボーはおそれている』
アリ・アスター監督『ボーはおそれている』鑑賞
ミッドサマー見た時と同じく何とも奇妙な作品(褒めてます)
期待を裏切らない、いやそれ以上の作品でした 笑
まさにジャンルレス
序盤から終始不安で落ち着かない、何とも居心地の悪さを感じたまま物語が進んでいく
不条理なシーンが延々と続く為、一体私は何を見せられているんだろう?という気になる
とあるシーンではあまりにも酷い(褒めてます)ため苦笑し頭を抱えてしまった 笑
まるでVRゴーグルを装着してボーの目線で悪夢を体験したような気分
作品を見た私なりの解釈ですが、
①例え親子であっても無性の愛など無い
②母親は自身がお腹を痛めて産んだ子をコントロール、支配できると思っている節が多少なりとも有るのかもしれない
③水にまつわるエトセトラ…
映画ほど過剰で過激では無いが自身も母親の愛情という名の重さ、依存心に溜息をついた経験が少なからず有るためボーの気持ちに共感できるシーンもあった
しかしこの映画、映像、セットが素晴らしい。特に引きの絵が秀逸
アート作品としても見事
そして主演のホアキンはやはり上手い
ジョーカーの時もそうだけど絶望してる中年男性の役を演じさせたら右に出るものはいないんじゃ無い?似合い過ぎる 笑
ホアキン大好きです🫶 笑
細かい演出も見どころ
見終わった後再度確認したいシーンがいくつかあった
あれ!?これ完全にアリ監督のマジックにかかっちゃってるワタシ?!
そう、癖になる作品で有ることは間違い無い
そして決して万人受けする作品では無いですが、わたしは好きです
2/16〜上映中