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ルフナ紅茶(横浜MITSTEA)を飲みながら。どこから来たの?よく来たね。
楽しみにしていた本が届いた。
『All about Ceylon Tea 聖なる島・スリランカからの贈り物。セイロンティー、美味しさの秘密』横浜にあるスリランカ紅茶専門店のMITSUTEAさんの22年間の集大成。
このお店のみつさんは、イギリスで出会ったミルクティーの美味しさに惚れ込み、その後、ジャーナリストのお仕事を辞め、スリランカに3年間住んで紅茶修行をし、紅茶屋さんになったという方。みつさんの紅茶愛に魅せられて、今までいくつかオンライン講座を受けさてもらった。講座ではじみつさんのおかげで、手積みの、一切、人工的な香料などを入れないセイロンティーの美味しさに目覚めた。そして、私もイギリスに何度か訪れた時の紅茶の美味しさが忘れられず、なぜ、あの一杯が日本で飲めないのかと疑問に思ってきたイギリスのミルクティーファンなので、みつさんに教わった通りの茶葉、入れ方をすると、懐かしいあの味が日本でも楽しめることに感激してきた。
オーダーした紅茶と一緒に届いた本。1ページ1ページめくってみたら、わあああ、もう本当に素敵な本なのです。読みたいけれど、読むのがもったいない。美しい写真、可愛いイラスト、紅茶ひとつひとつの味と香りを表現する美しい言葉。胸いっぱい。
とりあえず、紅茶を入れて、ゆっくりこの感動を味わうことにしました。
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今日の一杯は、ルフナCTC紅茶(ヒンガルゴダ茶園)。
お気に入りのカップとミルクピッチャーを用意して、心を込めて入れた一杯。
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そして、本のルフナ紅茶について、そして、嬉しいことに、ちゃんとヒルガルゴダ茶園、紅茶工場のことまで書いてあるページがあり、写真も見れて、暑いこの地域で朝4時半から工場が稼働され作られていることなどがわかるのです。
ほろ苦く濃厚、深みのあるルフナ紅茶、ミルクを入れるとその色味の美しさにまず感激し、そして、コクのある味にまた感激する。カラメルのような香ばしさもあり、コーヒー好きな人にも満足してもらえる紅茶というのも納得。だんだんと寒くなってくるこの時期になんとも嬉しい一杯。私は、これにはちみつやメープルシロップで甘みを少し足して飲むことも多い。
この一杯を飲みながら、本を眺めていたら、なんだかもう涙が止まらなくなってしまった。
ああ、、、みんな、、、よく来たねえ、、、
私のところに。
世界のいろいろなところから、いろいろな人たちが関わって、この私の紅茶の一杯になっている。
紅茶はスリランカから、牛乳は富山市から、紅茶カップも、ミルクピッチャーも、それぞれのストーリーがある。
どこから来たの?
今日、ここにやってくるまで、どんなふうに生まれ、どんなふうに育ち、どんなふうな時を過ごし、そして、ここにやってきたの?
物も人も、私が今日出会うまで、さまざまな過程、さまざまな経験があり、そして、ここに今ある。
それを感じると、なんだか胸が一杯になってしまう。
ああ、よく来たね。
そう思ったら、もうなんだか訳のわからないくらい涙が出る。
ありがとうと思う。
この一杯をこんなふうに感謝しながらいただけること、そのしあわせに心が震える。ありがとう。
♡♡♡
白サギの柄のカップは最近、ネットオークションで購入したもので(とは言ってもそれほど高価な物ではないのですが)、日本で製造されてアメリカにわたり、そしてまた日本に戻ってきた、「里帰り陶器」とありました。日本からアメリカ、そして日本と旅してきたカップなのかあと思うと、留学していたこともある私としてはなんとも親しみを感じます。
子どもの頃から白サギが好きで、白サギの柄のカップなんて珍しいと嬉しくなって。子どもの頃は、まだ田んぼの残っていた横須賀で白サギを眺めていました。だんだん開発が進み、あっという間にいなくなってしまった白サギ。6年前に富山に来てからは、外に出かければほぼいつも白サギに出会えます。
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ミルクピッチャーは、林ショップ(富山市にある手工芸品を扱う小さな、とてもセンスの良いものを置いているお店です)で目を奪われて連れて帰ってきたもの。広島の吹きガラス作家さんのミルクピッチャー。ネットで調べてみたら、なんと吹きガラスを吹く金属の道具も自分で作るという方。沖縄にも工房があり、広島と沖縄を行き来しているそうです。