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富山は水が美味しすぎる その1立山黒部アルペンルート室堂の玉殿の水

2019年に横浜から富山に移住することが決まり、住居探しのためにまずは数日ホテル泊した。その時にホテルの洗面所の蛇口のところに

「富山の水道水はモンドセレクション『最高金賞(Grand Gold Award)』を受賞しています」

というラベルが貼られていた。水道水がモンドセレクション最高金賞ってどういうことよ、と思ったけれど、実際に富山の水道水は横浜の水道水よりずっと美味しかった。

富山に住み、富山県内には無料で湧水を汲めるところがたくさんあると知り、いろいろな場所に行ってみた。

その中から3つ、その1では立山玉殿の水、その2では上市町大岩の水(城山の湧水と日石寺の藤水)、その3では黒部市生ちの湧水について書こうと思う。

では、今回はまず、その1を。

立山玉殿の水


冬の玉殿の湧水


これは私が最も愛する湧水だ。私が大好きな立山連峰の標高2450m、室堂にあるこの湧き水。電鉄富山立山駅から、素晴らしい景色を眺めながらケーブルカーとバスを乗り継いで到着する室堂ターミナル駅。そこからすぐのところにあります。室堂に着いたらまず持ってきた水筒にこの水をたっぷり注ぎ、それから、室堂堂ハイキングに出かけるのが私のスタイル。

春夏秋冬(冬は11月30日から閉山、春は4月下旬から)どの季節に行っても、世の中にこんなに雄大で美しい場所があったかと思う景色を望むことができる。私は2019年に富山に来てから、毎年1回は行っていて、これまでで合計9回行っている。どの時も、この湧水のおいしさは美しい立山連峰を丸ごと体に染み込ませることができるような気分になる。軟水で甘みさえ感じるような、とても飲みやすい水だ。

室堂ターミナルには、ホテル立山 https://h-tateyama.alpen-route.co.jp/ という豪華なホテルがあり、私はこれまで、3回このホテルに泊まったが、このホテル内の水は、客室の蛇口から出ている水やお風呂の水源もラウンジの水だしコーヒーも全てこの立山玉殿の湧水である。(ただし、シーズンの最初と最後の時期は、雪深く、立山玉殿の湧水が使えない時期があり、その期間だけは別の水源からの水が使われているが、こちらも同じくらい美味しい。)

立山玉殿の湧水はペットボトルでも販売されているため、ホテル立山に宿泊した際に、あえて、そのペットボトルの水を購入し持っていき、客室内の蛇口から出る水の味比べをしたことがある。軍配は、客室内の蛇口から出るお水に上がった。水源から直接、今、水道水となって流れて来ているのだから、当たり前と言えば当たり前だけれども、ペットボトルとして140円として売られているミネラルウォーターよりも、蛇口を捻って出てくる水が美味しいというのはなんとも面白い。

客室内のお風呂も、大浴場のお風呂も、全て立山玉殿の湧水。なんて贅沢な。柔らかい水は、ハイキング後の疲れを癒してくれる。

ちなみに、室堂からは、立山登山をする人が多いのだけれど、私はハイキングが好きなので、まだ立山登山には挑戦していない。いつか体力をつけてから挑戦したいとは思っている。室堂でのハイキングは、ここでしか出会えない景色との出会いの連続だ。天然記念物の雷鳥が出てくることもある。室堂散策についてはまた、別の機会にさらに書きたいと思っているので、今日はここまで。

雷鳥さん。人を恐れないため、かなり近くにいても逃げずに写真を撮らせてくれる。


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