マレーシアの田舎でホームステイ ~ココナツの実を収穫&開けてみる編~
再MCO(行動制限)が発表される前、マレーシアの田舎にあるマレー系の家庭にホームステイさせていただきました。ホームステイ先には、田舎ならではの大きな庭があり、中でもココナツの実をぶら下げたココヤシが沢山あります。マレーシア人は、ココナツをどうやって木から取って、ココナツジュースを飲んでいるのか?収穫からココナツに穴を開けるまの作業を見学させていただきました。
東南アジアで有名なココナツはココヤシからなる果実です。マレーシアの田舎には10 - 20メートル級の大きなココヤシが自生していて、地域によっては30メートルを超える高い木もあるそうです。ホームステイ先の庭に生えてるココヤシも15メートルくらいあったと思います。
さて、ココナツ収穫のやり方についてですが、ホストファミリーはこんな長い棒を使って収穫してました。
この10m近くある、木の棒の先端には鋭い鎌が付いています。この棒を持ち上げてココナツの実の房部分を切り取り、ココナツを地面に落とします。このやり方がマレーシアでは一般的です。落とす場所を考えないと、頭や屋根に落ちたりと大変なことになりますね。
この棒、じつはとっても重たいです。10kgくらいあるのではないでしょうか。この重たい棒を持ち上げて15 - 20メートル上の実の小さな房を切り取るので体力、気力、正確性が必要な作業です。風がある日は不安定さが増し、とても大変です。
ホストファミリーのお兄さんがココナツの実を落としてくれたので、無事収穫できました。しかし、これで直ぐにココナツジュースが飲めるわけではありません。ココナツの実は外側がとても固いので、専用の道具を使って穴を開ける必要があります。やり方はいくつかあるかもしれませんが、ここでは二通りご紹介します。
①専用の包丁でココナツ上部を削ぎ取って、穴を開ける
ココナツジュースを飲むためのオーソドックスなやり方です。専用の包丁を使って実の上部を削ぎ落します。ココナツは丸いので一部分を削いだら、回転させ別の部分を削ぐ.....を繰り返します。黄緑や熟していないココナツであれば比較的簡単に削ぎ取れますが、熟したココナツだとかなりの力を込める必要があります。お兄さんはこんな簡単に&素早く切ってます。本当にあっという間でした。
②ココナツオープナー(マレー語:Pengupas Kulit Kelapa)を使って開ける
ココナツオープナー(写真下)というものがあります。この大きくて先が尖っているハサミ(みたいな物)をココナツ中心に刺して、こじ開けます。ココナツを横に倒して、(両足などで)安定させて力を込めてやらないと、なかなか刺さりません。ただ包丁を使うより簡単かもしれません。
ホストマザーはこんなに簡単に刺して、中身を開けてました。みんなすごい。