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8.30 さようなら

3:30すぎ
おちっこが最後に出て12時間なので
ネットで動画探して
圧迫導尿やってみた
最初は力んでたのかダメだった
で、あきらめて
オムツ変えて、面ファスナー閉じる前に
もっかいやってみようかな!
と、やってみると出た
泣きそうになったし
やったー♪
ってなったー
モニターでは何度も立とうとしてたけど
もう大丈夫
2回目はもっと上手になってるよ!
または、寝たまましていいとわかって
自分でしてくれるかも
出たー♪出たー♪

人のは
こんなに一生懸命できないわきっと

あと、足が後ろは動かないのだけど
右足ばかり下になってるから
左を下にかえた

おちっこは出たわけなのでお水少し上げた。10ml

また寝ようとすると、ななの呼吸が荒くなり始める。
背中の動きを数えたら昨日の40回ペースを超えている。
背中をさすってあげるしかない。
クッションをあごの下にあてる。 それぞれ一瞬は楽そうだけど、またしんどくなり寝るポジションを見つけながら寝ようとする。眠れないよね。

6時ころやっとハーハーがおさまったかと思ったけど一時的なものだった。それにおさまったとはいっても、30回/1分ペース。

先生を起こして、酸素室に入れてもらうか迷う。

8:00頃電話して、
呼吸が苦しそうなので、少し早めに病院に行ってもよいか?と聞くと、
先生は移動中で、病院が開く時間にしか到着できないとのこと。

待つことに。ナナを抱っこすると、呼吸が少し落ち着く。それでも呼吸早いけど、口を閉じられる。

8:30 病院から電話。昨夜の大雨と事故のせいで、高速道路が通行止めだったか、混んでるとかで、下の道を帰る。なので先生の到着は10時過ぎるか、お昼になるかもしれない。よってできればほかの病院に行くことを勧められる

抱っこしたら落ち着いたので待ちますと伝える。

しかし、やはり昼までこの状態は可愛そうなので
肺水腫なら酸素室手配したいし、酸素室に少しでも入れてもらいたい。
提携の病院に行くことにした。

9時前に出発。タクシーの中から病院に電話して〇〇病院に行くこと伝える

ちょっと遠い病院で、
片道20分はかかったかな。
バッグから出したナナは呼吸荒くとても疲れてだるそうだった。
先生は、とにかくレントゲンだけとって酸素室に入れます。それからお話をと。

画像をみると
なんと肺水腫ではなかった。
ではなんですか?と食いつく私。
先生、経緯あんまり知らないのに可愛そう。
おそらく貧血からの呼吸困難。
酸素室では、少し息が楽にはなるが、
積極的に治療するなら輸血うんぬん。
そしてもう少し血液検査も含めて
一泊入院で調べてみたいと。

一泊でも入院は嫌だったので
肺水腫ではないのだったら、連れて帰りますと断る。画像だけ、欲しいというと、携帯での撮影オーケーとのことで、写真撮る。

会計を先にして、ギリギリまで酸素室に預かりますと言ってくれる。

会計を待っている間に、
いつもの病院から電話 10時から診察可能になったとのこと。〇〇病院へは着きましたか?と。

診察受け、肺水腫ではないことがわかったこと伝える。
それから検査入院勧められたので、お断りして帰るとこです。そちらに寄ってもいいですか?と半ば強制。。

タクシーで向かう。
この時、呼吸の荒いのは楽になってたから、もう一度30分だけでも、酸素室をお願いして、帰ろうと決断。
車中はいつもナナの腕枕するのだけど、今日は、真横にねたがる。
なので心臓に手のひらを当てると、心なしか脈が弱い気がした。
なおさら、酸素室お願いして帰ろうと思った。

病院につく。
携帯の画像見せて、肺水腫でないこと確認してもらう。
肺水腫なら、酸素室手配してもらって、到着まで入院させてもらおうと思ったんですけど、違うということなら、
ここで、呼吸が少しでも楽になるという話もあったので酸素室に30分くらい入れてもらって、あとは自宅で過ごしますと。

それが10時50分くらいだったな。
長かったよね。ナナにとっては。

11:30まで、酸素室に入れてもらうことに。

酸素室にいる様子を動画で撮って見せてくれる。しっかりカメラ目線で目がまんまるいつもの可愛いわんこ。

11:30が近くなり
タクシーを11:40で予約する

11:35 いつもは看護師さんが連れてきてくれるのに
この時は先生が抱っこして連れてきてくれた。少し楽そうに見えたので、
良かったねー♪と話しかけて、受け取る。

キャリーバッグに入ってもらって、
会計済ませて、すでに到着してたタクシーに乗る。よやくじかんより気持ち早かった。

乗って、いつものようにバッグを開け、
首を持ち上げようとしたら、目を開いて、動かなかった。
え?ここでなの?
心臓に手のひらをあてる。
音を探せない。
そしたら、ナナは大きなため息をついた。そして完全に動かなくなった。

早く帰りたかったんだね。
わたしが抱いていたわけではないけど、わたしの膝の上で亡くなった。

いろいろ思うところはあったけど、、

もしかしたら、バッグに入れた直後だったかもしれないのだけど、

帰ることができると安心していったのだと思う。
わたしと帰る時を選んでくれて
こんなわたしと帰ることを望んでいたとわかって、嬉しかった。

ずっとなでて、
目を閉じさせようとして、、
なかなか閉じなかったけど
帰宅。

確か白い布あったと探し出してベッドに敷いて、ななを寝せた。動くのではないかとちょっと思ったけど、動かなかった。

からだをきれいにふいて、
綿をつめて、毛を刈って、爪切りして、目やに綺麗にした。

おしっこたくさん出てて、
やっぱり我慢してたんだね。

なんか、こういうふうに
一生懸命書いてると、
ナナを放置している罪悪感。
スマホばかり触ってないで、ちゃんと遊んであげなければって一瞬思う。
生きてる時みたいに感じる。

そして、
一番最後のななを記録した写真データ
もらいたいと思って病院に電話したら、
動画なので送れないとことわられた。
ま、いいか。
後ほど先生が電話くれると。

お線香とかバスタオル買いに行った時
電話くる。

どのような状況でしたか?ときかれ、
病院でた直後にタクシーで亡くなったと言えず、
なんでかって、先生が罪悪感感じちゃうかもしれないからと思って、

帰宅してすぐ、ため息ついてスーと亡くなったとつたえた。

よいのだ、
まったくわたしの管理下でないときじゃなく、わたしの手元に戻り、それをナナも自覚して亡くなったのだからね。

膝の上でということは、
わたしの腕の中でと言えるので
そう認識しようと思う。

これから、
火葬の時に入れるお手紙書きます!

8.30 なくなる日の朝


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