見出し画像

春休み

春休み。

時間はたくさんあって1番のんびりできる、
でも時間がありあまってなんだか焦燥感や不安がおそってくる、
そんな長期休み。

夜なのになんだか生暖かい風が窓から入ってきたり、
昼間は昼間で、私の心とは打って変わって外はなんだか太陽に照らされてキラキラしていて。
春の空気は自律神経をかき乱してくる。


今年度は勉強に追われつつ、論文の作成に取りかかり始めたり、当事者活動を始めてみたり、交友関係も増えて、なんだかバタバタしていたなぁ、というところ。
その大半は新年度にも持ち越されるわけで、また怒涛の一年がやってくる予感。


だったら春休みくらいゆっくり過ごさなくっちゃ。


朝起きて、丸山珈琲さんのマグノリアという豆を挽いて珈琲を淹れる。
ミルで豆を挽く音が、お湯が注がれる音が、心地よいBGMとして耳に入ってくる。

コーヒーを片手に本を読む。
松本俊彦さんの「誰がために医者はいる クスリとヒトの現代論」
大学の図書館の司書さんにせがんで入れてもらった本。ようやくご対面。

本を読んでいると朝日が昇ってくる。
東向きの窓から朝日が差し込み、朝を知らせてくる。

はちみつ檸檬マフィン。
全粒粉のイングリッシュマフィンに友人からもらった国産レモンの蜂蜜漬けを2枚乗せ、シナモンをかけてトースターに送り出す。
数分経つといい具合に日焼けして、美味しそうな香りと共に私のお皿に帰ってくる。
これがまた美味しいんだ。

机に戻ってパソコンの電源を入れ、朝ごはんを食べつつ映画を見る。
「神様のカルテ2」
ここで医療ものの映画を見てしまうあたりが私らしい。
一応、山岳部の人間なので、知ってる山の名前が出てきて嬉しい。

それから後も、絵を描いてみたり、なんの目的もなく新宿御苑に行ってみたり。

こういう1日も悪くない。



春休み。

20歳の自分らしく、でもちょっと背伸びして。
居心地の良い場所で大好きなヒト、モノに囲まれて。
大切にていねいに過ごしていければいいなぁ、と。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?