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父の遺言

2月6日 月曜日・・・

父が亡くなった。

この一ヶ月も いろいろなイベントをさせているが

父はそんなわたしを気遣い

あえて イベントのない月曜日を選んでくれて 逝った。

さすがに その日は 涙をこらえるのに努力がいったが

いまは、少しずつ こころの整理もできて

こうして 父のことをブログに書けるようになった。

父は背広の職人だった。

「テーラー神辺」である。


わたしが 強者より弱者にまなざしが向くのは

父が 巨人ファンではなく 中日ファンだったからだろう。

わき目もふらず、強引に

大枚をはたいて選手を獲得する巨人のやり方を

父は こころから嫌っていた。

そんな父に わたしは似たのだと思う。

みっともないほど 大きな力にまかせ ことをすすめる団体に 

物心ついたときから アンチになっていた。


巨人 大鵬 卵焼き・・・

卵焼きは大好きだ。

大鵬のことはよく知らない。

中日×巨人戦のナイターがある夜 

わが家はとてもにぎやかだった。

ソフトボールでキャッチャーをしていたわたしは

父とともに 巨人のバッターをいかに打ち取るか

一球一球 球種とコースを組み立てた。

たいていの場合

父と意見が合ったから不思議だ。


いまでも行うイベントが

ささやかで小さくなっていくのは

きっと父のせいだ (父、苦笑)

父の遺言

小さきものに目をむけよ

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