　本当は怖い！？占星術リリスの正体

2022年12月15日 05:35

占星術で主に使われるリリスのマーク

ウェブスターの辞典、リリスの項には
ヘブライ語で夜の意味。①ユダヤの民間伝承、ヴァンパイヤーの女悪魔
②ユダヤの民間伝承、イヴが創造される以前のアダムの妻の意
(19世紀初頭にノア・ウェブスターが初めて編纂した一連の辞典)

紀元前1830年 - 紀元前1530年
バビロン第一王朝、バーニーの浮彫
リリスを表すという説がある

はじめに

長年、占星術家のなかでも定説のないリリス・・・
それはなぜなのか？

2022年、夏　ある青年の死。

わたしはこの衝撃的な出来事を受けて
このリリス解明に駆り立てられた一人だ。

自己紹介

はじめまして・・・

わたしは、とある町で個人塾と毎週木曜日しか営業しないCafeを経営しています。教員（臨時採用）、家庭教師、サラリーマン塾人を経て今に至っています。

私のなかにはいつも「いのちあるものがいのちあるように」という言葉が座右の銘としてあります。仕事柄、今の窮屈な世の中でなんとなくいのちが削られている・・・いまから２０年ほど前から感じてきました。

教える生業39年。Cafeオーナー14年。Cafeでは、開業からずっとよろず相談業（わたしは菩薩行と呼んでいます）を継続中しています。これまで様々なご相談を受けてきました。仕事、恋愛、家族問題から家の間取り、霊的なご相談など・・・数年前からは、お客さんへの「メッセージ見える化」のためにタロットアシャイング（タロット占い）も加わえています。

そんな私ですが、百聞は一見に如かず。二年ほど前からYouTuberもやっていますのでよろしければ覗いてください。

第一章　リリスの呪縛

1-①リリスを解明すれば人類の呪縛が解ける

この儀式（略）はヘブライ語のカバラに出てくる悪魔霊の一人、リリスとして知られる悪魔主義的女神のために執り行われる。

「ザ・ビッゲスト・シークレット」デビット・アイク著

得体のしれない苛立ち
得体のしれない欲望
重く淀んだ雲のようにまとわりつく黒い影・・・

●本当は嫌なのに、どうしてこの人の言うことを聞いてしまうのだろうか？

●本当はとても大事でかわいい子なのに、どうしていつも苛立ち暴力を振るってしまうのだろうか？

●本当は嫌だと思う誘いになんとなく乗ってしまい、後から行かなきゃよかったと後悔することはないだろうか？

●今日こそ文句言ってやると心に秘めるが、その人を目の前にすると言えなくなってしまうのはなぜだろうか？

今日も卑屈な服従と八つ当たりでごまかしている・・・

あなたは日々そう感じていることはないだろうか？

1-②「人類は呪縛されている」

「人類は呪縛されている」
これは一つの仮説であるが、私はほぼ間違いないという立場でこの記事を書こうと思う。
それは、古来より女悪魔と言われたリリスに深く関係し、何千年もに渡る深く終わりのない人類の苦しみと関係があるのではないか？

ユダヤなるものの研究に後半生を賭けたウィリアム・G・カーは言う。

1911年以来、「人類はなぜ、平和に暮らし、私たちが活用し大いに役立てるようにと、神によって準備された賜物と恩恵を享受できないのか」とその回答を探してきた私自身、1950年にようやく、私たちの生命を脅かしている戦争と革命、そして圧倒的な混乱状態はまぎれもなく、継続中のサタンの陰謀の結果であると看破したのだから。

ウィリアム・G・カー著「教科書が絶対に教えない闇の世界史」p２４

ウィリアム・G・カーのこの問いと答えは、一体何を表しているのか？

このnoteでは、そのことをゆっくりと紐解いていきたいと思う。

1-③いまだに定説がないリリス

海王星の発見は1846年。
冥王星の発見は1930年。
小惑星のリリス（1181 Lilith）の発見は1927年。
地球第二の衛星ダークムーンリリスの発見は1618年と1898年。
（もちろん月が第一の衛星）
そして、そのダークムーンリリスが占星術内で活用されるのが1918年。
占星術界でよく言われるリリスは、いわゆる「ブラックムーンリリス」だ。

天文学的経緯を見ても、リリスという存在は100年以上前知られていることになる。しかし、少なくとも100年以上たった今でもその定説は作られていない。占星術家によってその解釈は実に様々だ。

リリスよりのちに発見された冥王星は、占星術的に定説が生まれはじめている。リリスについては、深めてはいけない何か壮大な仕掛けがあるのではと勘繰ってしまう。実に、不思議な天体、エネルギー体である。

この記事では、いまだ定説のない謎の多いリリスを伝承・神話、そして私の経験を通じ、解釈の一案を提示したいと思う。ですので、前述の「人類は呪縛されている」という仮説とこの意思を一笑される方はどうぞこのまま記事を閉じていただけたらと思う。

また、本noteは「○○座のリリスは・・・の傾向があるでしょう」的な結論は末尾に示しているが、この安易な結論のみを急がず、リリスにとってもっとも重要な前提をじっくりと語る。その上で結論を導きたいと思うので、そのあたりもご了承願いたい。