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レオパのこと
初めまして。"なも"と申します。
突然ではありますが、日々思うこと感じたことについて文章を残しておこうかなと思い立ち筆を執りました。諸事情にて休職中の20代一般人の雑記ですので、とりとめもない話が主になる(というか、それしかない)とは思いますが何方かの暇つぶしにでもなれば幸いに存じます。
タイトルの通り、今回は私の飼育しているレオパについて綴ります。
ご存知の方も多いとは存じますが、レオパとは「レオパードゲッコー」もしくは「ヒョウモントカゲモドキ」という所謂ヤモリの一種です。詳しい生態等については省きますが、爬虫類のなかでは身体が丈夫でペットとしての飼育が比較的容易であることや顔立ちの可愛さが人気を呼び、近年飼育する人が増えています。
私自身も爬虫類飼育についてはズブの素人であり、レオパを飼い始めたのは2021年8月からのビギナーでまだまだ勉強中の身です。長ければ15年ほども生きると言いますので、出来うる限り長生きさせられるよう精進して行く所存です。
レオパの飼育は非常にのんびり、ささやかなものです。保温器具等を設置するので電源設備は必要になるものの飼育スペースは多くを要さず、ちょっとした靴箱程度のケージですら飼育ができてしまいます。餌も(これは各家庭にもよるかとは思いますが)我が家の場合は週に1回人工飼料を食べてもらうだけ。飲み水は毎日交換していますが、さしたる手間にはなりません。余程警戒していない限りは鳴くこともなく、実際我が家のレオパが鳴くのを聞いたことがないほどです。
長年犬を飼育している身からすると、こんなに手間がかからなくて大丈夫なのか…こんなに放っておいては弱ってしまうんじゃないか…と逆に心配になりますが、そんな飼い主の思いとは裏腹にレオパは日々のびのびと過ごしております。
憧れはするものの爬虫類というと飼うには途方もなく大変な設備が必要なんだろうなあと思っていましたが、個人的にレオパはかなり簡単に飼育準備をすることができました。Amazonの力に拠るところも大きいです。当然、安易な飼育を推奨しているわけではありませんが社会人の方にも飼いやすい生き物なのではないでしょうか。
あまりにも静かなので同じ空間に自分以外の生き物がいるとは思えないのですが、こうして記事を執筆している間もすぐそこにレオパがいると思うとなんだか愛おしく、ほっとした気持ちになります。たまに本当に生きているのか不安になり息をしているか確認したりもしますが、心強い存在です。
また、レオパはとにかく可愛いです。ニコリとした口元に時折ウインクを見せてくれるぱっちりお目目、ムチリとした尻尾、赤ちゃんのようなしわしわおてて等々…挙げ出せばキリがない全身チャームポイントの恐るべき生物。哺乳類とは一味違った可愛さで人類を魅了します。たまらん。
餌を前にしたレオパの動きの俊敏さには目を見張るものがありますが、それ以外の日常動作については野生個体の存在を疑うほどに緩慢で隙だらけ、の〜んびりといった様子。夏の間、ひんやりしたシェルターの上で堂々と昼寝する姿を見ては鳥につつかれる想像をして飼い主は勝手に冷や汗をかいたものです。人の手によって繁殖された個体ゆえに仕方ないことではありますが、油断が過ぎるのではないでしょうか。それだけ飼い主を信頼してくれてるんだね、たまらん。
たまに口に放り込みたくなるほど愛おしさが込み上げてくるのですが、衝動に呑み込まれぬよう理性を強く保ってゆく所存です。
たまらんね、レオパ。
(完)