🐻【映画】デスノートLight up the new world 口コミ悪いけど、観てみたら、

思ってたより、全然面白かったですけど？

昨日、急に観てみたくなって、
観てみたんですよ。えぇ。

藤原竜也の映画は小学生の頃に見て、
山崎賢人のほうのドラマも見たことあって
漫画読んだことあって、
VSキラ終わりのＬが死ぬまでの映画も見たことあって、
（Ｌ Change the worldってやつですね、）

残すは、東出くんの映画だけだったんだけど。

なにせ、これだけ、☆が少ない。
他は☆４超えてるのに、
これは、３ちょっと。

んーー、と渋ってて、
昨日見てみたら、
思ったよりも面白かった。

ハードルが下がってたからかしら？

てなわけで、ざっくりした感想を書きたいと思う。

ネタバレあり。
是非先にアマプラで映画をご覧いただくことをオススメします。
何も知らない状態で見れば、ラスト30分は結構、おぉ！って思えると思います。ネタバレ見てから観た場合、かなりおもんなくなる可能性があります。

良いですか？
以下はネタバレ有りますよ？？

たしかに、新しい頭脳戦はない。

酷評されてるのは、きっと、このあたりなんだと思うけども、
「おおおおおぉ！！」
っていうトリック的なものは、
たしかに無かったように思う。

①先にノートに名前を書いておくことで、相手に名前を書かれても死なない

②所有権を放棄することで、記憶を無くすことをアリバイに利用

③最終ピンチの際、死神が自らを砂にする（＝犠牲にする）ことで、主を守る

こういった、
”デスノートならではの、びっくりトリック”が、
全て既出のものであった。
悪い言い方をすると、雑な総集編であった。
と、思って低評価をしたくなる人の気持ちは分からんでもない。

でも、これは結構衝撃だった。

気持ちは分からんでもないが、
・キラを追う刑事の東出くんが、まさかのキラ
（所有権を放棄していたので、記憶を失っていた）とか
・アーマが竜崎を守ってくれるとことか
・まさか「先に名前を書いておく」っていうお馴染みのトリックは、使わないだろうと思ってたら、逆に、結局それを使ってくるとか、

結構普通に、最後の３０分は、
おおおおおって思ったけどなぁ。
やっぱ、ハードルが下がってたからかなぁ？

ここが面白かった

推しポイントとしては、ラスト30分と、
なんといっても、
戸田恵梨香。
ざっと調べたところ、ミサミサに文句言ってる人は、
ひとりも居なかったように思う。
ミサミサが大人になって、しっかり美人になって、
戸田恵梨香になってて、
３回目の目の取引をして、
自らの名前をノートに書いてて、しかも、
「ライトの腕の中で死ぬ」っていう叶わないと分かってる願いを書いてて、
あのあたりは、
おおおおおぉって思いましたけどねぇ。

たしかに脚本が微妙だとも思うが。

ここが微妙だったなと思うのは、３点。
（３つもあるんかーい）

①Ｌに比べて、天才要素の少ない竜崎。

Ｌのポジである、探偵の竜崎が、
Ｌほど冴えてない。
何が出来るの？
何が凄いの？
あと、全然甘いもの食べてない。
ＰＣのタイピングだけＬだったけど、
あとのＬの要素が無さすぎて、
Ｌの細胞が感じられない。

②竜崎の名前を書くタイミングが謎い

先に名前を書くことで、死なない、
のトリックに関して、
Ｌの場合、Ｌが自らＬの名前を事前に書いていたのに対し、

今回は、実は、
竜崎の名前を、東出くんが事前に書いていたのだが、
何故か、竜崎と東出くんが出会ってから、
そこそこ時間が経った後の絶妙な日付を、
竜崎の死亡日に設定している。
なんで？
その後にどうせ、記憶を失うつもりなのに！

そのあたりのつじつまというか、
行動の根拠というか、
ちょっと意味わかんない。

③小者感ある人が多すぎる

船越英一郎じゃん！と、思ったのに、
すぐに殺られる船越。

途中まで良い感じなのに、
てか実際すごいのに、
行動が省略されすぎてて、
簡単にノートを回収したように見えてしまう
菅田将暉。
最後の死に方までちょっとダサい菅田将暉。

キラに子供が！？と期待させて、
なんの能力も持てなかったキラの子孫。

最後の反逆者と見せかけて、
兄（キラに殺されたらしい）が
どこの誰なのかよく分かんないし、
なんの意味も感じられないくだりを作った
女刑事。

こういった、いるかいらないか微妙な
小者キャラが多すぎて、
デスノートの重厚感が失われていたことは、
否めない。

とはいえ、普通に面白かったです。
コンフィデンスマンJPの映画見たあとと、
同じような満足感はありました。

【追記】

Note内で検索したら、3,4件ほどの感想記事が見つかったので、
全部読んでみたんだけど。
まずこちら、

コメントにもかいたんですが。

たしかにそういえば、６冊の意味が無かった！

（私は、竜崎が家を出るとき所有権を放棄してたから、”7冊目のノートが登場して、その7冊目は効力がないかと思いきや、竜崎の持ってるやつは、所有権が放棄されてるので、７冊目が使えちゃう”みたいな展開がくるのかと思ってました…）

（ちなみに、竜崎がノートの所有権を放棄していたのは、新生キラが死神の目を持っていた場合、寿命が表示されない＝所有者であるとバレるのを防止するため。）

てか、
なんで竜崎がデスノート持ってるのか、
っていうくだりも欲しかったですよね。

もうちょい欲をいうと、
アーマが竜崎に命を捧げるほど惹かれた背景も、
もうちょい見たかったですね。

あとあと、
結局、解決せずに振り出し戻っているという指摘。

そういえば、そうでした。
最終、警察が６冊回収したのに、
４冊が燃えて、
（あれ？でもデスノートって燃えても効力そのままなんじゃなかったっけ？そのあたり、あやふや）
なんにせよ、
また事件が発生している、
という状態で終わるという、
なんともいえない
「じゃあこれは一体なんだったんだ感」
たしかにそういえば、これも否めません。

そして、こちら

この記事では、三島が見ていた絵やノート、名前に関する拘りに関しての考察がされてました。面白かったです。

あと、

これは死神がデスノートを馬鹿に持たせたらどうなるかというお題でやる大喜利大会だ。

https://note.com/kipplemaker/n/n0b8bd0752fb2

なるほど、たしかに！
Lやキラのような天才ではないけど、そこそこ賢い人たちにデスノートを与
えた場合の最高峰、みたいな感じは、しっくりきます。

とにもかくにも、
#デスノートは600件もあるのに 、
#デスノートLight up the new worldは11件しかないというのが、
そういうことなんでしょうね感。

いやぁ、でも、私は結構面白かったですヨ！

（おわり）

サムネ画像は　t0m0y0さんのものをお借りしました。