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🐻理系研究室『アカハラ』の実情

幸いにも(?)うちの大学でアカハラチックな話は聞いたことが無い。し、
他大の知人の中にもアカハラ被害者はいないのですが。
この春、友達の親族とか、知り合いの後輩とか、
1つ飛ばした知り合いが(他人っちゃ他人。)、アカハラを受けた・受けてるって話を聞いたんですよねぇ。

それについて思ったことを書きます。


研究室は家庭であり、教授は結婚相手である

理系大学生の半分ぐらいが聞いた事ある(であろう)
「研究室選びは、結婚相手を選ぶぐらい慎重にせぇよ。」って文句。

これは本当にそうで。
結婚相手ほど慎重になりすぎなくても良いかもしれないし。
成績によっては拒否権が無かったりもするが。

「研究室は家庭」っていうのは、最もだと思う。
家庭によって、ルールが違うとか。
家庭によって、厳しさが違うとか。
家庭によって、裕福さが違うとか。
隣の芝生が青く見えたり。
てか、となりの家の中は、あんま見えなかったり。

研究室によって、3年間の生活は結構大きく変わる。

とはいえ、
○○大学の、○○学部の、○○学科の、○○研究室である。
ので、
あくまで、大学の。
あくまで、学科の、持ち物であることには変わらない。

研究室は家庭だけど。
『家庭の子供』という身分以前に、みんな
『大学の学生』という身分を持ってる。

ゆえに、
研究室で起こった、研究室内で解決できない問題は、
学科とか大学とかに相談するべき。

なんで耐えようとするんだ

アカハラを受けてると感じたら、もしくは、あれってアカハラじゃね?って思ったら、
「ビデオ撮って、音源とって、大学のハラスメント対策機関に行けよ!理不尽に耐えるな!」

と、思う。

私の知り合いの知り合い①は、B4の間は耐えて、卒業し、B4おわりで大学に相談して、M1から研究室を変えるらしい。

知り合いの知り合い②は、B4の間、研究をさせてもらえず、卒業できず、M1から研究室を変えるらしい。

「なんで1年耐えてるんだ!!!」
と、思ってしまう。

もちろん、私は、直接の知り合いではないから。
もしかしたら、学生のほうにも多少非があるのかも、しれないし。
研究室の環境的に、言い出しにくい風習があるのかもしれない。
裁判は長いし、お金かかるから、示談、と同じ仕組みなのかもしれない。

でもやっぱり、困ったら、困ってるって言った方がいい。
研究室の新入りであるまえに、その学科の学生として守られるべきだし。

よっぽど態度が悪くない限り、卒業させるように指導するのが、教員側の役割だと思う。

B4とかはとくに、
「これが研究なんだ」とか
「自分の研究スキルが低いからだ」とか、
思っちゃうのかもしれない。

でも、B4なんて、よっぽど優秀なやつ
(=趣味で3Dプリンタイジってるとか。趣味でプログラムかいてるとか。)
じゃない限り、みんな研究なんかできない。
そういうもんだ。
と、いうことは、M1、2は分るんだから。

本人でも、先輩でも、
こりゃ、アカハラだわ、と思ったら、
そういう相談窓口か(これが機能してるのか、飾りなのかは、知らないが)
他の教授とか、
専攻長とかに、
言うべきだと思う。

理不尽に屈しちゃダメだ。
と、思う。

そういえば。
私が研究室配属されたとき。
うちの専攻長は
「研究室に配属されたら、基本的に、教授が指導するけど。卒業研究の指導担当教員ってのは、専攻の教員全員だから。もし、研究室のことで困って、研究室内で解決できないと思ったら、専攻長である私でも良いし、他の先生でもいいから、いつでも相談するように、」
的なことをゆーていた。

今思えばあれは、相当カッケーことを言っていたのかもしれない。

教授という制度が問題

詳しくは知らないけど。

基本的に、教授は、1回教授になったら、ずっと(定年とかまで)、教授である。
っていうのが、よくもわるくも、良くない制度だと思う。

個人のブログなので、ガッツリ予想を含んで文を書きますが。

教授になっちゃったら、基本、教授を怒る人が居なくなる。(だろうし。)
大学側も、基本は、教授を守る行動をとる。(っていうふうにしているように見えるし。)
教授には、下克上とか。挑戦者と闘うとか、そういうシステムがない。
ちゃんと教授出来てますか審査会的なものも、ない。
(形式的なものは、有るのかも知れないが。)

(「そもそも、教授になるのが大変なんやで?」、という事実をおいておいたとして、)
教授は、1回教授になってしまったら、ほぼ無敵モードに入ってしまう。

この制度はあんまりよくないと思う。
もうちょい、健康な体制にならんもんかね、と思う。
でも代案は出せないから。
大学という歴史の長い厳格な組織の体質上、難しいんだと思う。



ちなみにうちの教授たちは、
ハラスメントがマズいことはちゃんとわきまえているタイプなので。
例えば、「就活のためにインターンにいく」ことを、内心は、「えー、そんなことより実験しなされや」と思っていても、絶対に「インターン行くな」とは言わない。
(空気が出てるなぁと思うことはなくはないけど。空気はしゃーない。)

たすかる。



とりま、入試制度の話と同じだけど。

目標とかやりたいことがある子の未来が、
理不尽な理由で遮られない仕組みがよいなぁと、思う。
(おわり)


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