見出し画像

【ネタバレなし】Mr.Children tour 2024 miss you arena tour 2024.7.13 @横浜アリーナに参戦するまでの話

プロローグ

Mr.Children 21枚目のオリジナルアルバム『miss you』を引っ提げた
アリーナツアー、2会場目となる横浜アリーナ2日目へ行ってきました。
ツアータイトルを記事のタイトルに掲げ、
さも「これはライブレポですよ」というような顔をしておりますが、
ライブの内容には全く触れません。(なんで)(いやなんで)
これは、miss youアリーナツアーに参加するまでの
わたしの個人的な日記です。
大切だった時間を忘れないように、いつか忘れても思い出せるように、
未来のわたしのためにここに書き残しておこうと思います。

あくまでわたしのための備忘録なので、
読む人を置いてけぼりにする自己満足な文章かと思います。
「そもそもこんな文章を読みたいという人はきっといないだろうな」
ということも分かったうえで、
あえてインターネットの大海原にそっと置いておこうと思います。
もしも、読んでくださる方がおりましたら、ありがとうございます。
主観しかないような文章ですが、どうぞお付き合いください。


I miss you.

2024年7月13日。
わたしにとってこの日はap bank fes以来のMr.Childrenでした。
miss youホールツアーの落選、落選、、落選。
そりゃ、スタジアムでも当たらない人がいるほどのバンドだもの。
仕方ない。そう、どうしようもない。
でもね、やっぱり悲しみや寂しさや不安や焦りといった、
ネガティブな感情に支配された数か月間でもありました。
また自分の知らないMr.Childrenが増えるのかなって。
たまらなかった。会いたかった。
とまあ、こんな陰気な文章を書いていても仕方ないのですが、
わたしにとってのmiss youの印象がまさにこれだったのです。

会いたい、会えない、会いたい。
いいようもない孤独。
apでの記憶を何度も反芻して過ごす日々。

ホールツアーが無事に終わったことにほっとし、
アリーナツアーが発表された時、本当にほんとうに嬉しかった!
まだ抽選もはじまる前から

やっとライブでmiss youに触れることができる!

Mr.Childrenに会えるんだ!

そんな高揚感で胸が高鳴りました。
そして、その時点からすでに

横浜アリーナでMr.Childrenに会える

そう信じてやまなかったのです。

わたしは、ライブに参戦したことのある人であれば誰しも
「思い入れのある会場」というものが存在するものだと思っています。
わたしの中で、横浜アリーナは間違いなくその内のひとつ。
はじめてファンクラブ抽選で当選した会場であり、
昔から馴染みのある路線を使って足を運べる会場であり、
そして何よりも桜井さんの

横浜はホームだと思っています!

わたしは桜井さんと同じく生まれも育ちも東京だけれど、
この言葉が本当に嬉しかった。
横浜市民でも、ましてや神奈川県民ですらないのにごめんなさい。

そんなわけでmiss youアリーナツアーのファンクラブ抽選は
第一希望と第二希望を横浜アリーナで申し込みました。
無事にチケットが当たった時は本当に嬉しかったなあ。



I miss you so I could sing a love song.

ここでようやく本題に入れるような気がしているのですが、
ツアーのチケットが当たる前と当たった後とで
アルバム『miss you』の聴こえ方に変化がありました。
チケットが当たってからは『miss you』を聴くことが、
これまで以上に楽しくて、楽しくて…
なんて単純な人間なのでしょう。

運動なんて普段全くしないのにランニングをしたり、
いつも不安な仕事もなんだか大丈夫な気がしてきたり、
食事に気を遣ってみたり、休日でも朝5時に起きたり、
しまいには毎朝検温して基礎体温グラフを作成していました。

Mr.Childrenのライブのチケットを手に入れることで、
図らずも超健康的な暮らしを手に入れてしまったのです。
こんな単純かつ音楽の知識も、
ましてやMr.Childrenというバンドの知識も
あまり持ち合わせていないド素人の感想なので、
ここから先はさらに流し読みしていただけますと幸いです。
変なこと言っててもどうか怒らないでください。

先述のとおり、アルバム発売~アリーナツアーが発表されるまでの印象は

「孤独」「喪失感」「不安」

人間のネガティブな感情が凝縮されたアルバムというものでした。
サウンドとしてもバンド感が少ないこともあり、
「一人きりの孤独」を強く感じました。
ラスト3曲で描かれる”優しさ”まで拾い切れていなかった部分もあると思います。
そして、発売当初からなぜかずっと
『LOST』で激しく落ち込んでしまうのです…(笑)

窓にうつる 哀れなおとこが
いとおしくもある この頃では

鏡の中の男に今 復讐を誓う

鏡の中の湿っぽい顔した人よ
またいつか会おう

そんな風に歌ってきた彼らだから余計に

鏡なんて無くて良いや
こんな自分を もう見たくない

この歌詞にひどくダメージを受けてしまった。

だけど、ラスサビで「放った光さえ」と歌うのを聴いて、
ああ、やっぱりこの人は自分で光を放つんだって…

だから、すごく、光と影が両方あるけれど、
その影に光を当てているアルバムだなあと思いました。
(あ、でも影に光を当てるってことは”僕”の中には光があるんだ…
わあ…読み返していて、今気づいた…)
これが発売当初のmiss youの印象。
とっても抽象的ですね。

そして、アリーナツアーのチケットが当たってから、
このアルバムはまた違う表情を見せてくれるようになりました。
主観的な聴き方しかできない人間で嫌だなあと思うけれど、
このまま続けます。



I miss you like singing a love song.

これまであまり見えていなかった、見ようとしていなかった、
光の部分が見えてくるようになったのです。
ほら、単純でしょう? 笑ってくれていいよ。
当時聴きながら書いていたメモにはこんなことが書いてありました。

・過去の自分へのラブレター
・I MISS YOUで歌っていることをその他の曲たちで補足しているような
「だから、I MISS YOUなんだ」って
・あなたがいないということは、あなたがいたことの証明

そして、とある1曲のある部分を聴くと
「安心する」ということも書かれていました。
発売当時の印象で「不安」とか書いていたのに!
と自分で驚いています。
優しい驚き…?

なんだか自分の感想だけみても光が射した感じがします。
気持ちの持ちようでこうも印象は変わるのですね。
リスナーとしてあまりよくないことなのかもしれないけれど…

それでも、冒頭の『I MISS YOU』を聴くといつも
どうかこの曲を、この曲の主人公をひとりぼっちにはしないで、
そう願わずにはいられないのでした。

そんな風に『miss you』との時間を重ねて、
アリーナツアーへ参戦しました。
恐れ多いですが、毎日リピートする中で
『miss you』とはもうだいぶ慣れ親しんだ間柄くらいに思って、
そんなアルバムと対峙する気持ちでライブへ参戦したのです。


I missed you before I met you.


やられた。正直な感想です。


想像をはるかに超える曲たち
Mr.Childreの演奏、パフォーマンス

『miss you』はライブを通して完成するアルバムなんだ

そう思いました。

悲しみも、迷いも、戸惑いも、苛立ちも、
嬉しさも、喜びも、愛おしさも、切なさも、
これまで生きてきた中での心動く瞬間の数々、
今回のツアーにはそのすべてが詰まっていました。

今のMr.Childreが一番かっこいい。

心の底からの本音です。

時に凶暴に、時に荒々しく、時に静かに奏でられる音の中で、
Mr.Childrenの鳴らす音は、
こんなにも優しいんだって涙が出ました。

アルバムを聴きながら感想をメモしたノートには、
ツアー参戦前の日付でこんなことが書いてありました。

半年以上このアルバムを聴いていて、
なぜか”あなたの不在”をほとんど感じていなかった。
今思うとなぜだろう?と思ってしまうけれど…


きっと当初聴いた時は”自分一人の孤独感”にばかり
目を(耳を?)向けていたから気づけていなかったのだろうと思います。

ライブに参戦した後の今ならわかる。
今は『miss you』というアルバムから、
こんなにも”あなた”と”君”を感じる。
だって、そもそも"you"って入っているものね。

時代や社会といった大きなものに対する怒りや苛立ちや不安を叫び、
最後には一番小さな社会「君と僕の日常」へと帰っていく。

そして、今回のアリーナツアーからは参戦が叶わなかった
ホールツアーの空気を感じることができました。
それは、アリーナで『miss you』の曲たちを演奏することへの自信だったり、
距離が近いホールでお客さんからもらったエネルギーだったり…

声出し解禁になってから初のツアー。
きっとホールツアーでたくさんのパワーとエネルギーをもらって、
そしてアリーナツアーでそれを何倍にも何十倍にも何百倍にもして、
またわたしたちに返してくれたのだろうと思います。
だから、参戦が叶わなかったホールツアーのこともとても愛しく感じました。
本当にありがとう。

『miss you』は発売してからずっと、
背中を押すでもなく、手を差し伸べるでもなく、
ただただそこに居て寄り添っていてくれていました。
ある時は優しく、またある時は厳しく。
(あれ…それなんて忘れ得ぬ人かな?)
人は独りでは生きていけない、という事実に希望を持つ日もあれば、
絶望を感じてしまう、そんな時もあります。
たまらなく孤独を感じる日もあれば、独りきりになりたい日もある。
それでも、『miss you』というアルバムを聴いて感情を動かせる自分を、
そういう自分に育ててくれた環境があることをありがたく思います。
そして、そんな自分をつくってくれた中に間違いなく
Mr.Childreの音楽が、JENさんが、ナカケーが、田原さんが、桜井さんがいます。
ほんとうにありがとう。


エピローグ

ツアー参戦前に書いた日記の文章をそのまま置いて、
このデジタル日記を終わりにしたいと思います。
読んでくださった方、もしおりましたら本当にありがとうございます。
とっても読みにくいかつ個人的な内容でごめんなさい。
ありがとうございました。
I missed you before I met you.
またライブへ行けますように。
また、4人と会えますように。

6.16
今日までアルバムを何度も何度も繰り返し聴いて、勝手に
「この曲はこんなことを歌っているのかなあ」と想像したり、
「わ…もしかしてこの曲が歌っているのはこんなこと」と妄想したり、
それが本当に楽しくて。
そうだ、わたし、アルバムを聴くことがやっぱり好きなんだ、
ということを再確認した期間だった。
『miss you』を聴きながら、何度も何度も
「この曲はどんな風にライブで演奏されているんだろう」
「こんな表情かなあ」
妄想と想像をめぐらして、やっぱり思うことは、
はやく、はやく、Mr.Childrenに会いたいなということ。
I miss you. I miss you. I miss you.

6.21
アリーナツアーへ参戦する前、一人で何度も何度も『miss you』を聴いて
色々なことを考えて、誰に話すでもなく感想をノートに書き留めて
一人でアルバムを聴いてあれやこれや想いをめぐらす。
この時間が大好きだった。
特別な時間だったなあ。
わたしがmiss youの曲たちとライブで出会うその日まで、あと少し。
まだまだ何度も『miss you』を聴いていたいなあ。

7.13 AM5:47
やっとやっと、やっとMr.Childrenに会えるんだ。
どんな曲を演奏するのかなあ。
あの曲はきっとセットリストに入っているはず。
あの曲はどうだろう。
何度もライブでの演奏を想像した『miss you』の曲たち、
どんな風に演奏されるのだろう。
Mr.Childrenの4人はどんな表情をしているかな。
楽しく気持ちよさそうに演奏していたら嬉しいな。
笑顔の4人に会いたいな。
↑笑顔の4人に会えたよ!ありがとう。(2024.7.13 PM 20:53追記)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?