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まだ行ったり来たりの冬です

一昨日の朝 この冬初めての本格的な積雪があり 夕方までに20cmほど積りました 最低気温もマイナス5度 屋根に積もった雪に朝日があたり一層白く輝いて見えました 

日の出前の庭
雪がすべてを無彩色に柔らかくつつみます

雪は確実に冬の訪れを告げます 雪が降ると紅葉の木々も グレーの街並みも全て白く塗り替えられます 

朝日に照らされて溶けた屋根の雪が再び凍り つららになりました
お向かいの灯油タンクの上の雪も溶け始めました
つららの向こうにナナカマド
何か邪悪な物が長い爪を伸ばしているような
または音楽が形になったような 
いろいろなものに見えます

窓の外につららは見えても 冬の訪れはまだここまででした
次の日に雨が降り その次の日には庭に色彩がもどってきました

2日後のにはほとんど雪が消え 午後の日差しはまだ晩秋のようです

この目まぐるしい変化はすべて雪がもたらしますが 
季節は行ったり来たり 冬は足踏みしています

2日後のナナカマドはすっかり雪のことは忘れたようです
小鳥が来て実をついばむまでナナカマドを見て楽しみましょう

ナナカマドは完全に熟さないと毒があり苦み成分も強いのですが 熟した頃に雪によって実が凍ると毒が抜けるようです 鳥たちもそれをわかっているのでしょうね 直ぐには食べずに 何度か雪が降ってから来ます
今年はいつ頃くるでしょうか 
もしかすると 明日には実がなくなっているかもしれません

この写真を見ていると季節が逆もどりしているように見えます
きちんと日付を付けて残しておかなくては
季節は確実に冬に向かっています