秋ですね、ナナカマドの実が赤くなりました
毎朝窓から庭を眺めるのが私の習慣になっていますが その庭に植えてあるシュウメイギクとナナカマドが 本格的に秋が来たことを告げてくれました
秋バラが咲いていますが 宿根草の刈り込みがほとんど終わり 庭は寂しくなっています
そこに今年最後に咲くのがシュウメイギクです
シュウメイギク「秋明菊」はキンポウゲ科の宿根草で花びらに見える部分はガクです そのガクは5〜20枚以上と品種によって枚数は異なります
花色は白 ピンク 濃いピンクなど
まだ暑さの残る夏の終わり頃から咲き始め 朝晩涼しくなる頃に1mほどに伸びた華奢な花茎の上に直径5㎝~7㎝ピンクの花を次々と咲かせます
可憐で はかなく楚々とした上品な花が風にゆれる様子は
「薄れゆく愛」「淡い思い」「多感な時」などの淡く儚い恋心を表現する
花言葉がぴったりです
木漏れ日の中 ピンクの花が風に揺れている姿は 妖精が透明な羽をふるわせてどこかにいるのではないか といった空想を抱かせてくれます
私が空想する妖精は「ピーターパン」に出てくるティンカー・ベルではなく1997年アメリカ合衆国のファンタジー映画の「フェアリーテイル」に出てくる妖精ですけれど
そしてナナカマドです
ナナカマドは真っ赤な実のほうが有名ですが 夏に5ミリほどの小さな花が集ったふんわりとして綿のような白い花を咲かせます
秋には赤く染まる紅葉や果実が美しく 葉が落ちた後も実だけが残り
冬に真っ赤な実に白い雪がのっている風景はクリスマスそのものです
でもここ何年かは雪が降り始めるとすぐ野鳥がやって来て数日で実を全部
ついばんでしまいます 小鳥たちがついばむ姿も可愛らしいのですけれど
赤い実をすこし残してくれないかしら
大自然はもちろんですが 我が家の小さな庭も 時の流れ 季節の移り変わりを敏感に伝えてくれます
私も日々 空の色 風の匂いなどから季節の流れを感じて生活したいと
思っています
二度と戻ってこない瞬間を写真に残しながら