#23おとぎ話(わに平はその昔、龍だった)
その昔、わに平は龍だったという。
その長い体をクルクルとどれだけ巻くことができるかを競う【輪になれ】という遊びが流行っていた龍たち。
その中に食いしん坊で小太り、すこしノロマな龍がいました。
名をりゅう平と言い、他の龍たちが竜巻のような速さで六重にも七重にも輪を作るのに対し、りゅう平は一重半が精いっぱい。
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ぺんぺん草と徒然草(Diary)
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三上ナミの零れ落ちかけた日々の記録。 長文の日記に書き漏れたこと。 なでるように心に触れた小さなつぶやき。
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