ベトナム建国記念日の花火
9月2日はベトナムの建国記念日でした。この日は祝日で町中に赤地に黄色い五芒星のベトナム国旗がはためき、花火まで上がる!ということで急遽花火がよく見えるビンホームズに住むお友達のお家へお邪魔して来ました。
高校生の時は浴衣着て東京湾の花火大会見て帰りに月島でもんじゃ焼きを食べて帰る、という夏の風物詩を毎年楽しみにしていましたが、思えば長いこと花火を観に行くという行為をしていませんでした。
今回はたまたま1ヶ月ぶりに会う約束をした友人が教えてくれ、しかもちょうどその子の住むマンションからが一番よく見えると聞き、当日どころか2時間くらい前に急遽一緒に花火を見ようとなったのですがこれが本当にラッキーでした。
彼女とマンションの下で合流して間も無く、ドーンドーンと黒い空に鳴り響く花火の音、パアッと広がってはチリチリと消えてゆく火花の美しさ。この花火は夏を象徴するものではなくベトナムの独立記念した日、建国記念日に合わせてのものでしたが私には夏のおしまいを華やかに彩ってくれた贈り物のような気持ちになり、過去の様々な夏がフラッシュバックしては花火と一緒にキラキラ消えてゆくような不思議な錯覚に陥りました。
遠くで上がる花火は年に数回見ることはありますが、ここまでの迫力を持ってその場に集まった人たちとも言葉は交わさずに同じ方向を見つめる一体感を久しぶりに味わえて満ち足りた気持ちです。
季節感はあまりないベトナムですが、花火のお陰で短くて少し長い旅をした夏を美しく締めくくれました。
74年目の独立記念日、おめでとうございます。
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