【狂言】 7/17 (月祝) 誠翔会
海の日に、渋谷にあるセルリアンタワー能楽堂へ狂言を観に行ってきました。
誠翔会は、大藏流の狂言師 大藏基誠 (おおくら もとなり)さんの主催する会です。
まず始めに、狂言と今日の演目について大藏基成さんのお話からスタート。
狂言とは、
・650年くらい前の室町時代から、いまも続いている「笑い」のお芝居です。
・立派な人はあまり出てきません。怠け者だったり、ちょっとずるかったり。
・難しい言葉はあるかもしれないけど、それにとらわれず楽しもう。
今日の演目のあらすじ
・痺痢 (しびり) ※しびれと同じ意味です
主人からお使いを頼まれた召使の太郎冠者。だけど、行きたくない。どうやってお使いを断る?
・末広がり (すえひろがり)
主人から「末広がり」を買ってきて欲しいと頼まれた太郎冠者。都へお使いに行って、無事に「末広がり」を持ち帰れるのでしょうか?
・棒縛 (ぼうしばり)
いつも盗み酒をする、太郎冠者と次郎冠者。怒った主人は、二人を縄で縛って出かけてしまいます。だけど、やっぱりお酒が飲みたい二人。
さて、どうやってお酒を飲む?
通常の狂言会では、演目のシテ(主役)は狂言の家に生まれた人が演じるもの。
しかし今回は、普段シテを演じることのないお弟子さんたちにそれを演じてもらい、演技の幅を広げてもらうというのも、会の趣旨のひとつとのことでした。
またこの日は、特別な演目の初演「披き(ひらき)」をする特別な会でした。そういう機会に立ち合えるのも貴重です。
本日の公演時間:2時間ほど(途中15分の休憩あり)
狂言、また難しいでしょうか?
650年も続いているものです。すぐわからなくって当然。
でもまずは、何事もはじめの一歩。
インターネットや能楽堂、それ以外にも○○ホール、市民会館といった公共施設と呼ばれるところにも、公演のチラシがあるかもしれません。
新しいことを始めてみるの、どうですか?
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