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就活 - ゲームしかやってこなくても大丈夫!自己分析と企業選択への道
「特技がない」「学生時代に頑張ったことがない」と思っている学生の皆さん、そんなことは絶対ないと私は考えています。
何もやっていない人なんて誰一人いるわけではなく、それぞれに価値ある経験をしていることに気づいていないだけだと思っています。
ゲームしかやってこなかったと思っているあなたへ
先日、相談に来た学生の話。
彼は自分が何を得意とし、何に興味があるのかさえ自己分析できていない状態でした。
しかし、彼が毎日楽しんでいるMMORPGのゲームでヒーラーという役割を担っていることから、彼の性格や得意分野が見えてきました。
ゲームの役割から見えてくる自己分析
彼はヒーラーとしてチームを支えることにやりがいを感じていました。
MMORPGの世界では、ヒーラーはチームにとって不可欠な存在です。
彼らは戦闘の最前線で仲間を支え、回復魔法やバフスキルでチームの生命線を守ります。
ヒーラーの役割は、ただ単にHPを回復することだけではありません。
戦略的な位置取り、タイミングの見極め、そしてチームメイトの状態を常に把握する洞察力が求められます。
チームが困難なダンジョンをクリアした時、壮絶なボス戦で勝利を収めた時、その全てにおいてヒーラーの貢献は大きいのです。
こうしたヒーラーのやりがいについて、彼は目を輝かせて夢中で話してくれました。
ゲームでのやりがいを現実社会に繋げてみる
今度は彼から、ゲームでの役割と、普段の生活で重なる部分はないか尋ねてみました。
すると、実験などでは決められたことを黙々とやったり、記録をとったり、実験道具を用意したりするなど、縁の下の力持ちとして働いていることが分かりました。
忍耐力や几帳面さが求められる役割ですが、彼にとってはさほど苦ではないそうです。
むしろ自然と記録役になっていたようで、そうした役回りが当たり前のようになっていることも聞きました。
当たり前にできてしまうことこそが特技
ヒーラーも、普段の彼の役割も、みんなの先頭に立ってメンバーを率いているわけではないので目立つことは少ないかもしれませんが、その存在なくしてチームは成り立ちません。
彼の存在は、ゲームの世界においても現実の世界においても、静かなる英雄として支えていることに何ら変わりがありません。
そして、その経験は社会に出てからも大いに役立ちます。
協調性、忍耐力、献身性は、どの職場でも重宝されるスキルなのです。
ヒーラーとしての経験は、自信を持って社会に出るための素晴らしい土台となるでしょう。
よく特技を「賞をとった」「部長をつとめた」だけだと勘違いしている学生は多くいますが、彼のような協調性、忍耐力、献身性があるというのは立派な特技です。
むしろ自分にとっては当たり前にできてしまうことこそが備わっている特技であるにも拘らず、案外自分では胸を張るべき特技であると気づかないことが往々にしてあるのです。
企業選択に繋げていこう
このように、自分が何を得意とし、どんなことにやりがいを感じるのかを理解することは、企業選択に非常に重要です。
自分がどのような役割を果たすことができ、どのような環境で働くことが自分自身にとって最も適しているのかを考え、現実世界でのエピソードを交えてアピールできるようにしていきましょう。
チームワークを重視する企業は割と多い
現代のビジネス環境では、プロジェクトごとに異なる部署や専門分野の人々が協力して作業を進めることが一般的です。
そのため、協調性やコミュニケーション能力、共同作業を円滑に進める能力は、新卒社員にとって非常に重要なスキルとされています。
企業は、個々の技術や知識だけでなく、チームの一員として貢献できるかどうかを見ています。
チームワークを重視する企業文化の中で、社員は自らのアイデアを持ち寄り、他者と協力しながら、より大きな成果を目指すことが期待されているのです。
したがって、就職活動においても、チームでの経験や協力的な姿勢をアピールすることが有効です。
几帳面さが武器になる仕事も多い
多くの企業では社員に対して几帳面さを含むプロフェッショナルな態度を求めています。
几帳面さは、細部に注意を払い、正確性を重視する姿勢を示すため、特に以下のような場面で重宝されます。
プロジェクト管理:
細かいスケジュールやタスクの管理が求められるため、几帳面な人はプロジェクトをスムーズに進行させることができます。データ分析:
正確なデータ処理と分析は、ビジネスの意思決定において非常に重要です。顧客対応:
細かい顧客の要望に応えることで、顧客満足度を高めることができます。
新卒社員は、学ぶ姿勢とともに、几帳面さを仕事に活かすことで、信頼性と責任感をアピールすることができるでしょう。
企業は、このような資質を持つ社員を高く評価し、長期的な成長と成功のために重要な役割を担わせることが期待されています。
「几帳面さ」を求める職種は多岐にわたりますが、特に以下のような職種でその特性が重宝されます。
エンジニア:
プログラミングやシステム開発では、細部にわたる注意と正確性が求められます。インフラエンジニア:
ネットワークやサーバーなどのIT環境を整備する仕事で、細かい設定や管理が必要です。品質管理:
製造業での品質管理は、製品の安全性と品質を保証するために几帳面さが必要です。法律関係:
法律の専門家は、細かい法律条文や規則を正確に理解し適用する必要があります。工場でのライン作業:
一貫した品質を保つために、一つ一つの作業に几帳面な対応が求められます。お金を扱う仕事:
経理や銀行員など、お金の管理を行う職種では、正確な計算と記録が不可欠です。秘書:
スケジュール管理や書類整理など、細かい作業が多く、几帳面さが求められる職種です。
これらの職種では、細かい作業やデータの管理、正確な情報処理が重要とされ、几帳面な性格の人が活躍しやすい環境が整っています。
まとめ
「ゲームしかやってこなかった」と思っている学生の皆さん、そのゲームでの役割を見つめなおせば、自己分析に繋がるはずです。そして、その自己分析があなたがどのような企業を選ぶべきかを示してくれるでしょう。何もやってこなかった人なんていないのです。あなたがこれまでに積み上げてきた経験を大切にし、自分自身を理解し、自分に合った道を見つけてください。あなたの可能性は無限大です。それを信じて、前に進んでください。私たちはあなたを全力でサポートします。