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「当たり前」をぶっ壊す
初めて単身で海外に行った時、自分が信じてきた「当たり前」がぶっ壊される快感があった。私が日本で暮らす間に感じていた違和感は、やっぱり間違っていなかったとわかったから。
私は性格的に納得しないと動けない。
だから、サーッと表面を撫でる様な授業から学べなかった。大人になって小学校で習った算数の公式の仕組みを友達の先生に習って初めて、算数っておもしろいと思った。公式だから覚えろって言われても、なぜそうなるのか。いちいち立ち止まっていたら、どんどん遅れた。
いろいろな子がいていろんな人がいる。みんながハッピーな方法なんてあり得ない。同じ民族だから、同じ見た目だから、でまとめられるにはあまりにも雑。
だから英語の「お互い違うから知りたい」ベースが好きなんだと思う。思考停止にはなりたくない。話して話して納得して好きになりたい。同じ考えである必要はない。
ただ、もっと知りたいだけだ。
「不登校」と呼ばれることや、子育て中のあれこれ。自分の中の「当たり前」がひっくり返されそうになると、人の拒否反応は凄まじい。特に日本で育っていると、その共通の「当たり前」を大切にするあまり視野が偏ったり狭くなりがち。
新しい考え方や感じ方を受け入れるにはものすごい苦痛と苦労が伴うけれど、それを乗り越えた先にはものすごい自分が待ってる。
一見子どもだけの問題に見えるかも知れないけれど、これは周りの大人が試される時。ただ信じ切ってきた「当たり前」に真っ向から向かってみませんか。子どもはあなたにそのチャンスを与え続けている。
ただ拒否したり逃げたりするのは、もったいないチャンス。
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